「温故創新」240131 N1383伊波喜一

判定の基準 誰が 決めるのか 文化芸術 公的支援 窓から注ぎ込む光が、心なしか暖かい。冷え込みの激しい時期なのに、春先のように感じるのはなぜだろう。三寒四温の寒が抜けている。 出演俳優が麻薬取締法違反で、有罪判決を受けた。その結果、助成金交付を…

「温故創新」240130 N1382伊波喜一

男女間 賃金格差 埋めるには 同一労働 異なる対価 道端の栗畑に、栗のいがが落ちている。収穫の気配がなく、生るに任せているようだ。あんなに美味しいものを、勿体ない話である。 サラリーマンは8時間労働で、月給取りで、正社員である。このことを、当た…

「温故創新」240129 N1381伊波喜一

先駆けて 食の砂漠 回避する 地域拠点の 開発必死 能登で飼っている乳牛は、1日に1千㍑の水を飲む。井戸水でまかなおうにも、十分な量ではない。飼い主はどんな思いでいるだろうか。 生活環境の悪化に伴って、新鮮な食品の入手が困難になる「フードデザー…

「温故創新」240126 N1380 伊波喜一

京アニの 放火殺人 極刑に 死刑判決 闇の解明 風が唸っている。公園の木の葉が、風に巻かれて隅に集まっている。 36人が死亡した19年京都アニメーション放火殺人事件の判決が、京都地裁で下された。裁判長は「人命の尊さを全く顧みず、36人の生命を奪…

「温故創新」240125 N1379 伊波喜一

院政に 懲りず立つ人 老害の 若手育てぬ 組織衰退 時折吹き上げる風に、畑の土埃が舞っている。以前は果樹園だったのが、いつの間にか宅地造成をしている。何棟か新しく建ちそうだ。 米大統領選に向けた共和党の指名候補争いで、ニューハンプシャー州の予備…

「温故創新」240124 N1378 伊波喜一

復興の槌音 目には 見えねども 手探り続く 道遠けれど 全国的に大雪となっている。自転車のハンドルを握る手が、冷たい。 庭のサクランボに、固い蕾がついている。毎年、梅の開花の後を追いかけるようにして、花を咲かせる。娘の入学を祝って植えたのだが、…

「温故創新」240123 N1377 伊波喜一

「新しい戦前」 今の状況は 現実見る目 哲学ありて 青森に出張中だった娘が、新幹線停電のため足止めを食らった。何とか飛行機で帰って来たが、大きな事故のあった後なので案じられた。 「クロ現」に佐藤優氏が出演した。印象に残った言葉に、「相手(国)の…

「温故創新」240120 N1376 伊波喜一

P券で 慌てて派閥 解散へ 金権体質 国も企業も 小雨混じりの寒い一日だった。途中から、みぞれ雪に変わった。 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部は3派閥の会計責任者を起訴した。安倍派96人、岸田派46人、二階派38人の…

「温故創新」240118 N1375 伊波喜一

印影の 形美し 水牛の 八方篆書(てんしょ) 吉相体かな 今朝も空気がピンと張りつめている。この空気の感じがいい。 昨年の暮れに、長時間自転車の空気入れをしたら、右胸の筋肉が痛くなった。大分良くなってきていたので、油断していた。急に動かしたら、…

「温故創新」240116 N1373 伊波喜一

インフラの 整備の時間 膨大な 生活リズム 取り戻さんと 北陸は大荒れの天気である。雪と強風で、厳しい状況が続いている。 被災地の上下水道は、地震による土地の隆起で真っ二つに割れている。水道管をつなぐには、先ず道路を平らにならす必要がある。これ…

「温故創新」240117 N1374 伊波喜一

理不尽な 英郵便局の 冤罪を 国権乱用 裁きの行方 6434人の命が奪われ、住宅約25万棟が全半壊した阪神・淡路大震災から、17日で29年となる。灯篭には「がんばろう石川能登」と書いてある。微力だが、筆者夫婦も義援金に協力した。 英国史上最大規…

「温故創新」240115 N1372 伊波喜一

身体の 感覚排し AI化 頭でっかち 数値頼みか 2日間にわたる大学入試共通テストが終わった。能登は風が吹き荒れている。地震の被害にあった受験生達は、力を発揮できただろうか。 Chat GPTの登場で、人間の知性を超える「シンギュラリティー」が訪…

「温故創新」240114 N1371 伊波喜一

僅差にて 民意の行方 独立へ 台湾総統 親米・頼氏 朝から風が強い。木々が風に揺れ、木の葉が舞っている。路傍の梅の実は、固い蕾のままである。春の到来を耐え忍んでいるようだ。 13日、台湾蔡英文総統の後継を決める総統選が行われた。中国の統一を拒む…

「温故創新」240111 N1369 伊波喜一

日本の 経済再生 金利上げ 物価と給与 インフレ進む 能登の避難所でホットタオルが配られた。被災者は手にしたタオルで、顔や首を拭く。温かい食べ物や品々は、心をも温かくしてくれる。 日銀の植田総裁は慎重な言い回しをしているが、2024年の日本経済…

「温故創新」240113 N1370 伊波喜一

懐かしい 顔ぶれ揃い おしゃべりを 一方通行 つながる不思議 晴れて暖かな一日だった。暮れかける頃、急に雪混じりになった。幸い、降り積もることはなかったが、能登の寒さを思わざる得ない。 約40年来の知己と5人で、お昼を共にした。60代から90代…

「温故創新」240110 N1368 伊波喜一

映像と 音の文化に 慣らされて 考え深める 習慣消えて 能登半島地震の死者が、200人を超えた。ご冥福を祈るばかりだ。 SDGsの取り組みの一環として、紙の削減が現実味を帯びている。筆者も数種類、新聞や雑誌を取っているが、SNS上でそれらを完結…

「温故創新」240109 N1367 伊波喜一

凍えるか 雪舞う中に 衣食住 暖と食と 薬と笑顔 東京は夜間の気温が、0℃近くまで下がっている。雪が舞い散る能登地方は寒風に晒され、体感温度がさらに低く感じられる。 石川県の死者は180人、安否不明者が120人にのぼっている。政府は9日、能登半島…

「温故創新」240108 N1366 伊波喜一

気候危機 現状型の 成長で 乗りこえられるか 欲望抑え 能登半島の救援が、道路の寸断、空港や港湾の亀裂や変形などで、思うように進んでいない。自衛隊も、支援物資を担いで搬入している。 昨年もそうだったが、世界的規模で地震や火災、旱魃や洪水などが頻…

「温故創新」240106 N1365 伊波喜一

多次元の 視野と交流 我が国の 文化・芸術 非核・不戦と 能登半島地震に、ドジャースや大谷選手から支援の声が上がっている。自らの被災体験は、被災地への心強いメッセージとなろう。 日本が国内の派閥争いや利権獲得に血眼になっている間に、世界との距離…

「温故創新」240105 N1364 伊波喜一

空晴れて 亡き父思う 誕生日 メモ空白の 何思うらん 朝の気温は零度近い。陽が射しても寒い。避難所の寒さは、その比ではない。道路の分断で、救援物資やマンパワーが届かないのが辛い。 今日は亡き父の誕生日である。生きていたら97歳になる。学徒出陣で…

「温故創新」240104 N1363 伊波喜一

2機同時 なぜ滑走路に 不可解な 過密ダイヤの 解消必須 朝方の雨も止み、陽が射している。能登の気温はマイナスで、県内364箇所の避難所に3万4千人が身を寄せている。余震も3日間で521回を記録し、水や食料と暖房の欠如が深刻である。 2日の飛行…

「温故創新」240101 N1362 伊波喜一

天空に 雲吹き払われて 悠然と 白雪の富士 堂々たる様 2024年元旦の朝は風が強い。雲が吹き飛ばされて、富士山が雪の冠を頂いている。その悠然たる威容に、圧倒される思いだ。 昨年は色んな事があった。悲喜こもごもの人生模様の中で、戦争や分断、自然…

「温故創新」231231 N1361 伊波喜一

1年の 時の早さに 何思う 家族団欒 平和遠くに 朝方降っていた雨が止み、陽が射しこむ。もっと降るかと期待していたが、お湿りほどの雨だ。これでは、春先の水不足が心配である。 この1年も色々な事があった。悲喜こもごもの出来事は、明暗の光彩を人々の…

「温故創新」231229 N1360 伊波喜一

内向きの 論理いつまで 進めるか 世界混乱 理念創出 日中は陽射しが強く、春先かと錯覚しそうだ。しかし、暖かい。 日本の政治は、どこへ向かおうとしているのだろうか。パーティー券の裏金作りと選挙買収で、自民党は大揺れに揺れている。それを追及する野…

「温故創新」231228 N1359 伊波喜一

罪も無き 無力の庶民 狙い撃ち 公安・検察 魔性と化すか もみじの枯れ葉が、枝にしがみ付いている。風で散り飛ぶ前に、ほうきではたき落とす。枯れ枝には芽が膨らみ、春の準備をしている。 東京地裁は27日、大河原化工機が警視庁に逮捕、東京地検に起訴さ…

「温故創新」231227 N1358 伊波喜一

年の瀬に 郵便物を 送る人 賀状の束を 出す人買う人 この10年で、筆仕舞いをする方や亡くなる方が目立つ。筆者は今年230枚出したが、若い人達の賀状離れは加速の一途を辿る。かつて、賀状は正月の風物詩だったが、歴史の一齣になる日もそう遠くはないの…

「温故創新」231226 N1357 伊波喜一

1年を 言葉1文字 振り返る 善悪ともに 想い出されん 朝起きると、車一面にびっちり霜が降りている。底冷えするわけだ。 今年を表す漢字に日本は「税」、台湾は「欠」、マレーシアは「貴」が選ばれた。それぞれの国で、物価の高騰に必死で生活を防衛をする…

「温故創新」231225 N1356 伊波喜一

年の暮れ 晴天続きの 一日を 戦禍に過ごす 民の哀れよ 東京は晴れが続いている。遠く関八州の山並みが鮮やかに見える。 ガザ地区の戦闘に終わりが見えない。戦争の終わりがどんどん遠のいてゆく。愚かな指導者達のつまらぬエゴから、これだけの惨事が繰り広…

「温故創新」231222 N1355 伊波喜一

目に余る 不正多発の 業界で 上司とお客 向くのはどこか もみじの葉が強風で吹き飛んでいる。天候不順、全国大荒れである。 自動車業界は、日本の輸出の稼ぎ頭である。トヨタの完全子会社であるそのダイハツ工業で、計画的で大規模な不正が指摘された。 社外…

「温故創新」231221 N1354 伊波喜一

代執行 民意を聞かず 強権の 自治の侵害 国を優先 風が冷たい。北海道はマイナス10℃にもなる。寒波の到来だ。 福岡高裁那覇支部は、国が県に代わり防衛省の地盤改良工事の申請を承認する代執行に向けて起こした裁判で、国を勝訴させた。これにより、米軍普…