2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」191030 N343 伊波喜一

同苦する 祖国追われし 民哀れ 我身差し措き 難民支援 緒方貞子氏が亡くなった。享年92歳。難民支援に捧げた生涯だった。国連難民高等弁務官として、悲劇が生じた国から逃れたくても逃れられない人々を、国内避難民として初めて国連の保護の対象とした。また…

「温故創新」191029 N342 伊波喜一

晩秋の 絵画にふれる ひとときを 皆でくつろぐ 日の来ることを 東京富士美術館で「フランス絵画の精華」展が行われている。白眉は「ポリニャック侯爵夫人」であろう。ポリニャック侯爵夫人は、フランス王ルイ16世の王妃マリーアントワネットの取り巻きの一人…

「温故創新」191027 N341 伊波喜一

5Gの 技術使って 生活の 質を変えなん 生活革命 在宅介護をしている友人のところに、お邪魔した。炊事・洗濯・入浴など、健康であるときには普通に出来ることが出来なくなる。肉体的にも心理的にも、これらがどれほどの負担になるか計り知れない。話を聞い…

「温故創新」191025 N340 伊波喜一

入念な 打ち合わせなく 決めてゆく IOCの 考え如何 2020年東京五輪のマラソン、徒歩競技会場を札幌市に移す案で、IOCと東京都が揉めている。国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は「決定権限はIOCにあり、すでに意思決定は…

「温故創新」191025 N339 伊波喜一

次世代に わたるビジョンを 描きつつ 世界と共に 復興発展 なぜ、平成は失われた30年になってしまったのか。それは次世代にわたるビジョンが描けなかったからだ。差別・分断・束縛・エゴ・戦争の時代から、人道・連帯・教育・福祉・平和の時代へと明確なビジ…

「温故創新」191022 N338 伊波喜一

即位する 天皇として 内外に 平和の道を 宣言されて 皇居宮殿松の間で即位礼正殿の儀が行われた。昨夜来の雨が止み、薄陽が差した。世界128カ国地域と国内から2千人が参列した。天皇陛下は貴櫨染御ほう(こうろぜんのごほう)を身にまとい、高御座(たかみく…

「温故創新」191020 N337 伊波喜一

敢闘の 日本チームの 闘いに 応援する者 涙するかな 南アフリカ戦が終わった。日本は前半は3ー5と僅差だったが、後半攻め込まれ3ー26と地力の差を見せつけられた。南アは交替要員も含め、体力を温存していた。補充要員を十分に用意できたところが、先ず南ア…

「温故創新」191019 N336 伊波喜一

英議会 EU離脱 延期する 残るも出るも 厳しき船出 英国のEU離脱をめぐり、EU首脳会議は17日、従来の離脱条件を修正した協定案を承認した。英議会は19日、この協定案の議決を延期した。これにより、英国はEUからの離脱を延期することになった。ジョン…

「温故創新」191019 N335 伊波喜一

コミュ障の 心開いて 道進む 違い認めて 共に生きなん コミュニケーション障害を散見することが多い昨今である。人にはコミュニケーションが上手な人もあれば、そうでない人もある。昔も今もそれは変わらない。ただ、今はSNSに見られるように、即返答を求…

「温故創新」191014 N334 伊波喜一

目的と 手段の混同 いつの間に 一度進めば 後に戻れぬ AIばやりである。車の自動運転から自動飛行まで、正確無比な運行が謳われ、人知のリスクを回避できるという。昂じて、AI兵器も開発の段階から一気に実用段階のレベルに達している。今のところ、戦争…

「温故創新」191013 N333 伊波喜一

伝統の スクラムハーフ 押し負けず 押しては寄せる 敵陣破る 「勝って決勝トーナメントへ!」 試合開始前から、手に汗握る思いでいた応援団が多かったことだろう。試合開始早々、日本はスコットランドに一瞬の隙をつかれ、先制トライを決められる。スコット…

「温故創新」 191013 N332 伊波喜一

経済の 成長なくして 幸せは ないとホントに 言えるのか スーパー台風19号は、自然の猛威をまざまざと私達に見せつけた。河川の氾濫、土砂崩れ、高潮、竜巻などレベル5特別警報(大雨)が出され、数万人が一時避難した。陸・海・空の交通は完全に麻痺した。…

「温故創新」 191012 N331 伊波喜一

便利さに 慣れすぎた感 ある日本 コンビニエンス 考え直し 10日、セブン&アイ・ホールディングスが、グループの事業構造改革を発表した。ここ2年で3千人の人員削減と、1千店舗以上の閉鎖や立地移転を実施することで、人件費を86億円削減することが出来る…

「温故創新」191009 N330 伊波喜一

人類の 未来を変える 開発を 環境革命 リチウムイオン 2019年度ノーベル化学賞に、旭化成名誉フェロー吉野彰氏が選ばれた。暮らしを変えるという観点からリチウムイオン電池を開発したことが、今回の受賞につながった。グッドイナフ氏やウィッティンガー氏が…

「温故創新」 191003 N327 伊波喜一

191003 N327 伊波喜一 時感じ 時過たず 咲き薫る 道路の端に 咲く彼岸花 10月だというのに、半袖で過ごしている。一体どうしたものか。そんな中、道路端には彼岸花が朱色の花を咲かせている。陽気に惑わされず、時に感じて花を開く。自然の妙と言えるかも知…

「温故創新」 191007 N329 伊波喜一

厳しさと 暖かさ 兼ね 備えたる 闘将逝きて 時代に幕が 自転車で走っていると、近所の畑が丁寧に耕されている。葉物野菜がたわわに植わっていて、夏から秋への移り変わりを感じさせる。 金田正一氏が逝去した。86歳。20年間の現役生活で登板944、400勝298敗…

「温故創新」191005 N328 伊波喜一

パワフルな 相手チームの スクラムに 押して押し切り トライする哉 接戦が予想されたサモア戦だったが、日本は力負けせずサモアのフォワード陣を押し切り、姫野選手をトライさせた。サモアはフォワードの平均体重が、日本より30㎏も重い。スクラムで一人一人…

「温故創新」191001 N326 伊波喜一

人として 生きる道こそ AIと 人との違い 示すものかな パヴァロッティ効果という言葉がある。これはイタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティ以外の歌手のCDが売れない現象のことをいう。超一流の名だたる歌手達の中で、さらなる超一流にのみ人…