「温故創新」191020 N337 伊波喜一

敢闘の 日本チームの 闘いに 応援する者 涙するかな

 南アフリカ戦が終わった。日本は前半は3ー5と僅差だったが、後半攻め込まれ3ー26と地力の差を見せつけられた。南アは交替要員も含め、体力を温存していた。補充要員を十分に用意できたところが、先ず南アの有利なところだった。 後半、南アはスクラムで押し込んできた。ここまで支えてきた日本だったが、押し負けた。南アは日本の攻撃にほぼマンツーマンで対応し、日本にボールを回させなかった。こうなると地力に勝る南アの独壇場だ。 今回日本がここまで進化したのは、2016年から南半球最高峰リーグ・スーパーラグビーに、日本のサンウルブズが参戦したのが大きい。世界の強豪たちと渡り合う中で、彼等の戦略やフィジカルの強さ、早さなどに対応していく力が身についた。強豪のティア1の10チームとの対戦から、日本は多くを学んだ。しかし、サンウルブズは、20年シーズン限りでの除外が決まっている。日本ラグビー協会では、今後21年秋からプロの国内リーグを新設するなど、競争力の高い環境作りを模索している。 相手へのリスペクトや仲間への信頼を教えてくれたラグビーの発展を、心から願い、応援してゆきたい。