2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」200331 N404 伊波喜一

消費する 文明の危機 見せつけて 慌てふためく 姿見せねど コロナウイルスの猛威が止まらない。グローバリズムの恩恵を受けてきたはずの人類が、その恩恵を逆手にとられているかのようだ。 筆者が子ども時分に、パックツアーが始まった。当時、旅行と言えば…

「温故創新」200325 N403 伊波喜一

やると決め 動いて初めて 夢遂げん 言葉の力 前向きにあれ 脳は言葉による影響を受ける。一度「出来ない」と口にすると、脳がそのように行動を規制する。反対に「出来る」と決意すると、やれる方向へと脳は舵を取る。 その脳と心とは、これまた切っても切り…

「温故創新」 200321 N402 伊波喜一

抜ける空 風に桜の 枝揺れて 桜五分咲き 独り眺めん 気温が20℃を越えた。4月中旬並みの暖かさである。この暖かさに誘われてこぶしが白い花を開いた。桜も一気に開き始めた。今週末は花見の季節到来である。 ところが今年はコロナウイルスの影響で、大勢で集…

「温故創新」200320 N401 伊波喜一

悩みつつ 過ごした日々よ 卒業の 晴れ渡る空 門出讃えん 晴天・温暖の中、中学校の卒業式が昨日行われた。FSRの子ども達も、それぞれ原籍校で卒業証書を受け取った。何人かが卒業証書を持ってFSRにやってきた。誇らしさと気恥ずかしさとが入り交じった…

「温故創新」200315 N400 伊波喜一

運転の 再開嬉し 常磐の 富岡浪江 笑顔戻らん 東京では例年より早く、桜が開花した。都心部の午後2時の気温は2・5℃で、真冬並みの寒さだった。今週からは花見の季節となりそうだ。 14日、JR常磐線の富岡~浪江区間で運行が再開された。東日本大震災で被災…

「温故創新」200314 N399 伊波喜一

はらはらと 季節外れの みぞれ降り 世間の様を 天も憂うか 窓を開けると、横なぐりの雨が降っている。寒い一日になるとの予報通り、指先が冷える。線路沿いの歩道を歩くと、雪柳が白い花を覗かせている。雨に白さが映える。 枝打ちされた木々の細い枝は、い…

「温故創新」 200312 N398 伊波喜一

日替わりの ように変わるか 天候の 花粉舞い飛び 鼻水ズルリ ここのところ陽気が定まらない。晴れて18℃になったかと思うと、6℃近くまで下がって震える。季節がぬるむと、往々にして疲れが出る。日替わりのように天気が変ったのでは、体調が整わない。それに…

「温故創新」200311 N397 伊波喜一

人はナゼ 孤独になると ストレスが 倍増するか 深層の謎 国際的に標準化されている「UCLA孤独感尺度」では、孤独感を様々な観点と項目から図っている。人は孤独を感じると、そのストレスから体内で炎症反応が起きる。それが、脳卒中など血管系の病気を誘…

「温故創新」200310 N396 伊波喜一

歳月の 過ぎる早さに 驚きぬ 大震災の 記憶たどりて 11日で東日本大震災より丸9年が経つ。国や県、住民やボランティアの力で、防災への取り組みや建物の復興は確実に進んでいる。震災後2年を供与期間として、岩手、宮城、福島3県ではプレハブ応急仮設住宅…

「温故創新」200309 N395 伊波喜一

広告に 店主の思い ひたひたと 右肩上がり 夢にも見んか 毎日夥しい数の広告が、新聞に挟まって届く。最近は平日と土日の境が無いのか、一日20枚以上も入っていたりする。水曜は学習塾、土・日曜は食品関係が多い。高齢化社会を反映しているからか、葬儀やお…

「温故創新」200308 N394 伊波喜一

不要品 ただ捨てるだけ ゴミになる リサイクルにと 分別するか コロナウイルス対応で外出自粛を機に、家の中の片付けを始めている。20年ぶりの大片付けとあって、何から・どこから始めたらよいか戸惑う。取りあえず、無料でゴミに出せる物とリサイクルに出せ…

「温故創新」200307 N393 伊波喜一

非常時の 対応常に 想定し 国民一人 ひとりが自覚 病気は体の弱いところに出る。災害は地形の脆いところを襲う。非常時は想定の範囲を無惨にも叩く。今回のコロナウイルスに端を発した感染リスクは、想定の範囲をはるかに超えて世界全体に大きな影を落として…

「温故創新」200306 N392 伊波喜一

休業に 助成なくて どう暮らす ナゼ区別する フリーランスを 国は多様な働き方を推進している。正規・非正規社員ではなく、個人事業主(フリーランス)として企業に雇われずに働く人達も、その恩恵に預かるハズだった。今回、政府は臨時休校に伴って仕事を休…

「温故創新」200301 N391 伊波喜一

資本主義 バブルはじけて 何残す 物・金よりも 人の育成 コロナウイルスによる突然の休校で、近くの公園では中学生達が鬼ごっこに興じている。リラックスした表情で、突然のサプライズを戸外で楽しんでいる。この様子が子ども本来の表情なのだろう。 公園の…