2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」200227 N390 伊波喜一

感染の 拡大防ぐ イベントの ドタキャン続く 政府通達 コロナウイルスの拡大感染を防ぐために、政府はスポーツ・文化イベントの中止を要請した。この傾向は世界全体で見られ、イベントの自粛が進む。 経済に与える影響も深刻で、日経平均株価は直近2日間で9…

「温故創新」200224 N389 伊波喜一

隠蔽の 事実暴くと 一人立ち 声を上げるか 名も無き正義 「空飛ぶタイヤ」は、トレーラーの脱輪事故をめぐる中小企業の赤松運送と、大企業のホープ自動車との攻防を描いた作品である。事故の原因を整備不良と断定される中小企業。一方、構造上の欠陥について…

「温故創新」200223 N388 伊波喜一

大風が 吹いて地上を 清めるか 自然の摂理 リズム違わず 昨日はいきなり春一番が吹いた。駐輪場の自転車が、軒並み北側になぎ倒されていて、強風を想像させた。つくづく、自然の力は侮れない。今朝は快晴の上に暖かく、梅は言うに及ばず桜の蕾も大きく膨らん…

「温故創新」200222 N387 伊波喜一

就活を 直撃するか ウイルスの 思わぬ事態 発想変えて コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年春卒業予定の大学生の就職活動に影響が出ている。3月1日解禁の会社説明会の中止が相次いでいる。マイナビの合同説明会では、一度に2万~3万人の参加が見込まれ…

「温故創新」200219 N386 伊波喜一

人知超え 猛威振うか ウイルスの 世界の中心 人にあらずと コロナウイルスの蔓延で、東京マラソンの一般参加が中止となった。アリーナやドームでのコンサートや集会も、自粛ムードが漂い始めている。この分では卒業式の開催も危うい。式後の謝恩会は、お流れ…

「温故創新」200217 N385 伊波喜一

成長の 声に背中を 押されるか 右肩上がり という幻想 米中貿易戦争が下火になろうかという矢先に、コロナウィルスが蔓延し、世界経済が一気に減速している。日本も2%の経済成長率を保つために、巨額の財政投資をし続けているが、効果はなかなか現われてこ…

「温故創新」200216 N384 伊波喜一

遊び無き 子どもと大人 スマホ手に 創造性の 芽摘まれんと 駅近のシャッター通り街に、学習塾がひしめきあっている。中学校受験・高校受験用の塾が、しのぎをけずっている。将来の過当競争社会を勝ち抜くためには先ず良い学校へ進学と、夜遅くまで煌々と電気…

「温故創新」200215 N383 伊波喜一

あるがまま 見つめることの 大切さ 完璧求めず 自然体にと 自分で自分を排除することをセルフスティグマという。現代は理想の自分を追い求め続けるのみならず、相手にも周りにも完璧を求める社会である。受け入れてもらえない時の落胆は、想像するにあまりあ…

「温故創新」200213 N382 伊波喜一

厳しさの 言葉の奥に 心あり 人を育てる 苦楽共にし 野球評論家で著述家の野村克也氏が逝去した。選手として三冠王を始め通算打席数1位、監督としても最多の1053勝と3回の日本一優勝に輝くなど、大記録を打ち立てた。にもかかわらず、辛辣だが軽妙な語り口…

「温故創新」200212 N381 伊波喜一

競争と 調和のバランス 悩ましく 殻を破るか 一歩踏み出し 日本では今、就学期の不登校と中高年の引きこもりが課題となっている。政府はこの事に、どれだけ危機感をもっているだろうか。 セロトニンは、ドーパミンと並ぶ脳内の重要な神経伝達物質である。気…

「温故創新」200211 N380 伊波喜一

進化する 生き物達の 不思議さよ 人智及ばぬ 世界あるかと 先日、福島の被災地で活躍する旧友と話す機会があった。風評被害をはねのけて村々の復興に尽力する姿に、心温まる思いがした。 登山家を助けるシェルパは、ネパールの高地に住む少数民族である。シ…

「温故創新」200209 N379 伊波喜一

一人勝ち する指導者に 大国の 舵取りできぬ 譲ること也 穀物の種の品種改良では、害虫に強く、日照りや冷害に強い種の開発と保存が命運を握る。成果を独占した企業が、世界を牛耳る。同様に、情報や軍事、薬剤などの分野でも、世界は一強化している。 パク…

「温故創新」200202 N378 伊波喜一

分かち合う 気持ちを持てる 凄いこと 人類生存 要なるかな 世界には今78億人が、196カ国に住んでいる。10万年前には、地球上に6種もの人類がいたといわれている。ネアンデルタール人やホモ・サピエンスの他にも、ホモ・フロレシエンスなどがそれである。と…

「温故創新」200201 N377 伊波喜一

人類と チンパンジーの 分かれ目に 犬歯の退化 違いあり 人類とチンパンジーは、類人猿の中で最も近縁関係にある。遺伝子の一致は98.8%にも及ぶ。つまり、人類とチンパンジーには共通の祖先があり、何らかの理由で分かれたと考えられる。ただし、人類とチ…