「温故創新」240420 N1410伊波喜一

蚊に食われ 雑草抜きに 腰痛し 日々のメンテを 焦らず続け  

 庭の雑草がはびこっている。年に何回かシルバーさんに草刈りに入ってもらったものの、根っこが生きている。

 その根っこが茎のように太くなっていて、容易に引き抜くことが出来ない。これらが土から栄養分を吸い取って、木の栄養不足を引き起こす。そう思って力任せに引っ張ると、指や手首を痛める。こうなったら持久戦で勝負するしかない。根気強く、草むしりしていこう。 

 ツタも要注意だ。木に巻き付いて、表面を覆い尽くす。それだけではない。ツタの茎が鉛筆の太さ近くにまでなり、これが木を万力のように締め付ける。

 これを剥がすのは、一苦労である。力と時間と執念が不可欠である。根気強く剥がしてみると、木にへこみがついている。それも羽交い絞めの要領でだ。これらに取りつかれたら、防ぎようがない。人間が丁寧に剥がしていく以外にない。

 4月いっぱいは、平屋の周りの草むしりに精を出そう。5月に入ったら、下の庭の雑草を借り取ることにする。父が植えていた芝は、この7年間の不在で、すっかり雑草に覆い尽くされてしまった。先ずは雑草を刈り取って、それから少しずつ根っこを掘り起こそう。

 地震で破壊された輪島町の棚田を、復旧し始めていた。傾斜地にあり様々な形状の棚田の修理をし、雑草を刈り取っていた。根気強い取り組みに、頭が下がった。 筆者の苦労など、物の数ではない。