2023-01-01から1年間の記事一覧

「温故創新」231231 N1361 伊波喜一

1年の 時の早さに 何思う 家族団欒 平和遠くに 朝方降っていた雨が止み、陽が射しこむ。もっと降るかと期待していたが、お湿りほどの雨だ。これでは、春先の水不足が心配である。 この1年も色々な事があった。悲喜こもごもの出来事は、明暗の光彩を人々の…

「温故創新」231229 N1360 伊波喜一

内向きの 論理いつまで 進めるか 世界混乱 理念創出 日中は陽射しが強く、春先かと錯覚しそうだ。しかし、暖かい。 日本の政治は、どこへ向かおうとしているのだろうか。パーティー券の裏金作りと選挙買収で、自民党は大揺れに揺れている。それを追及する野…

「温故創新」231228 N1359 伊波喜一

罪も無き 無力の庶民 狙い撃ち 公安・検察 魔性と化すか もみじの枯れ葉が、枝にしがみ付いている。風で散り飛ぶ前に、ほうきではたき落とす。枯れ枝には芽が膨らみ、春の準備をしている。 東京地裁は27日、大河原化工機が警視庁に逮捕、東京地検に起訴さ…

「温故創新」231227 N1358 伊波喜一

年の瀬に 郵便物を 送る人 賀状の束を 出す人買う人 この10年で、筆仕舞いをする方や亡くなる方が目立つ。筆者は今年230枚出したが、若い人達の賀状離れは加速の一途を辿る。かつて、賀状は正月の風物詩だったが、歴史の一齣になる日もそう遠くはないの…

「温故創新」231226 N1357 伊波喜一

1年を 言葉1文字 振り返る 善悪ともに 想い出されん 朝起きると、車一面にびっちり霜が降りている。底冷えするわけだ。 今年を表す漢字に日本は「税」、台湾は「欠」、マレーシアは「貴」が選ばれた。それぞれの国で、物価の高騰に必死で生活を防衛をする…

「温故創新」231225 N1356 伊波喜一

年の暮れ 晴天続きの 一日を 戦禍に過ごす 民の哀れよ 東京は晴れが続いている。遠く関八州の山並みが鮮やかに見える。 ガザ地区の戦闘に終わりが見えない。戦争の終わりがどんどん遠のいてゆく。愚かな指導者達のつまらぬエゴから、これだけの惨事が繰り広…

「温故創新」231222 N1355 伊波喜一

目に余る 不正多発の 業界で 上司とお客 向くのはどこか もみじの葉が強風で吹き飛んでいる。天候不順、全国大荒れである。 自動車業界は、日本の輸出の稼ぎ頭である。トヨタの完全子会社であるそのダイハツ工業で、計画的で大規模な不正が指摘された。 社外…

「温故創新」231221 N1354 伊波喜一

代執行 民意を聞かず 強権の 自治の侵害 国を優先 風が冷たい。北海道はマイナス10℃にもなる。寒波の到来だ。 福岡高裁那覇支部は、国が県に代わり防衛省の地盤改良工事の申請を承認する代執行に向けて起こした裁判で、国を勝訴させた。これにより、米軍普…

「温故創新」231220 N1353 伊波喜一

パーティーの 収入不記載 裏金化 刑事責任 どこまで問うや まるでなぐり書きのように、真っ青な空に白い雲が踊っている。 19日、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は「清和政策研究会」(安倍派)と「志帥会」(二階派)の各…

「温故創新」231219 N1352 伊波喜一

人と人 この関係の 難しさ 自らを知り 相手をも知り 空気が乾燥している。湿度が50%を切って、目がかさかさする。 人と人との関係ほど、難しいものはない。コミュニケーションを取ろうにも、相手に合わせ過ぎると疲れてしまう。さりとて、こちらの意思を…

「温故創新」231218 N1351 伊波喜一

遠くより 感謝の言葉 伝わりて 日々創新に 背中押さるる ぐんと気温が下がり、今朝の外気は3℃を指していた。寒いわけだ。 福岡八女市の中村先生ご夫妻より、拙著へのお礼とお言葉を頂いた。いつもながら、温かい人柄が伝わってくる。筆者が気ままに書いてい…

「温故創新」231217 N1350 伊波喜一

勝つことの 重み知りたる 勝負師の 未踏の戦野 足跡残さん 暖かな日が続いている。お歳暮の配達で、宅急便が停まっている。 大谷翔平(29歳)が、米国のプロスポーツ史上、最高額の契約を記録した。大リーグのロサンゼルス・ドジャースと、10年7億ドル…

「温故創新」231216 N1349 伊波喜一

大学に 企業原理を 持ち込んで 目先の成果 飛びつく恐さ 日本列島は旭川でマイナス7℃、与那国で27℃を記録している。 日本の国際競争力を高めるためにの一環として、第2次安倍政権下で「大学ガバナンス改革」が行われた。その結果、今回の「国際卓越研究…

「温故創新」231215 N1348 伊波喜一

少子化と 多子社会とが 押し寄せる 無縁遺骨の 増加必然 北陸は大雪に見舞われている。雪かきや雪下ろしの日常は、きつい。 今年もすでに、12枚の喪中葉書が届いている。若い方だと60代前半で亡くなっている。最も多いのが80代で、70代が続く。 筆者…

「温故創新」231214 N1347 伊波喜一

緊急の 空き家対策 国挙げて 管理不全の 住宅減らす 雨上がりの空に、太陽が眩しい。それにしても、暖かすぎる。 空き家の管理強化などを盛り込んだ「改正空き家対策特別措置法」が、13日施行された。これは各市町村が、屋根や壁、門扉などが壊れるなどし…

「温故創新」231213 N1346 伊波喜一

伝えたい 内容以上に 大切な 笑顔と態度 声の響きが 風が強く、窓を叩いている。遠くの山並みが、くっきりと見える。 昼食時の混雑を外して、軽食を取りに店に入った。近くの席で、生後1歳前後の赤ちゃんを片手に抱えながら、2組の母親が話をしている。久…

「温故創新」231212 N1345 伊波喜一

大揺れに 政界震わす 裏金の 数に奢りの 私腹肥やすか 雨に打たれた落ち葉が、アスファルトにぴったりへばり付いている。 政治資金パーティー収入の一部裏金化をめぐり、政権の土台が揺らいでいる。今のところ、安倍派「清和政策研究会」が狙い撃ちにされて…

「温故創新」231211 N1344 伊波喜一

恥ずかしき 国の政治を 司る 「政清人和」 有言不実 曇り空の今朝は寒い。一陣の風に、金色の葉が微かに降り注ぐ。 自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派(清和政策研究会)の還流疑惑が報じられている。政権への大激震である。 よりによって、座…

「温故創新」231210 N1343 伊波喜一

独立と 広宣流布と 与党化と 世界宗教 3つの条件 窓からの陽射しが暖かい。外では子ども達が、半袖で遊んでいる。 池田大作第3代会長が亡くなり、創価学会の空中分解をしたり顔で話す人達がいる。手垢のついた資料と根拠のない憶測に、呆れる。 言うまでも…

「温故創新」231209 N1342 伊波喜一

太陽の 光を朝に 浴びること 食事と運動 睡眠リズム 通り沿いのイチョウ並木が、最後の力で葉っぱの黄色を輝かす。 体内のバランスを保つ「自律神経」は、「交感神経」と「副交感神経」から成っている。交感神経がリズム正しく働くためには、どのような生活…

「温故創新」231208 N1341 伊波喜一

月々に 年輪増すよう 着実に 企業目標 人の幸せ 12月とは思えないほど、暖かい日が続いている。ポカポカだ。 あちこちで、紛争が続いている。資本主義的経営も社会主義的経営も、行き詰まりを見せている。そんななか、社員の幸せに焦点を当て続けてきた会…

「温故創新」231206 N1340 伊波喜一

文物の 大交流の 足跡が 熱情こもる シルクロードか 紅葉が鮮やかな八王子の東京富士美術館に、上さんと出かけた。今回の展示は日中友好条約45周年を迎え、中国から貴重な文物を借りている。「世界遺産大シルクロード展」とある通り、国内では見られない貴…

「温故創新」231204 N1339 伊波喜一

薬剤の 耐性菌の 拡大で 治癒力失せて 肺炎流行 日中は風が冷たい。日の落ちるのが早く、午後4時半前には暗い。 中国で今、肺炎やそれに似た症状を示す子どもが急増している。中国政府は「新たな病原体は見つかっておらず、季節性の風邪が流行」とコメント…

「温故創新」231203 N1338 伊波喜一

何のため 誰のための 長生きか 月々日々に 向上たらん 乾燥続きで肌がかさかさする。皮膚科で保湿クリームを処方された。 1713年に出版された「養生訓」を読み返してみる。若い頃には退屈にしか思えなかったことが、今、実感しながら読み進む。 益軒は長…

「温故創新」231203 N1338 伊波喜一

何のため 誰のための 長生きか 月々日々に 向上たらん 乾燥続きで肌がかさかさする。皮膚科で保湿クリームを処方された。 1713年に出版された「養生訓」を読み返してみる。若い頃には退屈にしか思えなかったことが、今、実感しながら読み進む。 益軒は長…

「温故創新」231202 N1337 伊波喜一

高齢の 線引き決めた 国連の 1956 報告古し 空気が乾いている。洗濯物が良く乾く。静電気も起こり、恐し。 現行では、65歳以上を高齢者と呼んでいる。これは1956年に、国連が高齢化率を算定する報告書で採用された。 そもそも高齢者とは、自立生活…

「温故創新」231201 N1336 伊波喜一

老練の 大物政治家 去りゆくか 米中国交 引き合わせゆく 今日より師走。激動のこの年の点描を、丁寧に行ってゆかねばだ。 米国と中国の国交正常化に大きく寄与した、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が亡くなった。享年100歳。 72年、日本の頭越し…

「温故創新」231130 N1335 伊波喜一

話し手に 時代の流れ 脚光が 聞いてほしいと 心の奥で 明日から師走。光陰の早さに驚く。東北は大雪に見舞われている。 コミュニケーションというと、どうしても「話し上手」の印象が強い。ニュース解説などで理路整然と淀みなく、かつ堂々と自信を持って話…

「温故創新」231129 N1334 伊波喜一

自らの 体動かし 体験を 自然と文化 地方へ誘客 サクランボの枯れ葉が飛び散っている。冬が一気に深まってゆく。 体験型旅行「アドベンチャーツーリズム」が、脚光を浴びている。コロナ下が明けて、インバウンドが急激に増えてきた。旅行会社や航空会社は名…

「温故創新」231128 N1333 伊波喜一

対立の 溝深めずに まず対話 小さな合意 継続しつつ 近くの畑に柿がたわわに実っている。自然の恵みは有り難いものだ。 ロシア・ウクライナ戦争も、イスラエル・パレスチナ戦争も、解決の糸口が見えてこない。互いの感情がぶつかり合う状態では、いつ第3次…