2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」190421 N271 伊波喜一

平成と 令和にこめる 思いあり 文(ふみ)有りてこそ 国は成り立ち ここのところ、まるで5月のような陽気が続いている。湿度が低く、日なたは暑いが日陰はひんやりとする。一年の中で最も過ごしやすい時期である。これ幸いと衣服に風通しした。 国文学者の中…

「温故創新」 190414 N270 伊波喜一

忘れ雪 春の終わりに 大雪が 平成に幕 思い深まる 平成もあと半月で幕を閉じる。その幕引きに合わせるかのように、10日大雪が降った。所によっては、20~30センチもの雪が積もった。都心でも積雪が見られた。終雪は昭和63年以来とのことで、31年ぶりの大雪と…

「温故創新」190409 N269 伊波喜一

緊張で 表情硬し 目に疲れ 連休目指し 走る日々かな 朝6時半の電車は、出勤前の緊張が漂っている。新聞を読む人・スマホをいじる人・眠っている人と各自各様であるが、どこかピリリとした空気が漂っている。その緊張の糸が緩んでいる所がフレッシャーズが立…

「温故創新」 190408 N268 伊波喜一

子供らの 声響くかな 新入の 地域で育て 未来の宝 昨日とは打って変わり、花曇りの一日だった。春先の天気は変わりやすい。コートが手放せない。 今日は小学校の入学式。新入生とその弟妹・保護者を加えると、相当な人数になるだろう。義務教育は9年だが、今…

「温故創新」190406 N267 伊波喜一

犬連れて 父としばしの 散歩道 風にハラリと 桜舞い散る 朝夕はいくぶん冷えるが、日中の暖かさは初夏を思わせる。犬を連れ、父の散歩に出かけた。一橋大学構内は建物を正面にして左右に道が分かれている。緩やかな曲線の左側には桜が満開で、風に花びらが舞…

「温故創新」190401 N266 伊波喜一

混乱の 世を治めんと 元号の 令和に込める 思い深しや 1日、新しい元号「令和」が発表された。「初春令月、気淑風和」。万葉集からとっており、「初春のこの良い月に、気は良く風は柔らかに吹く」と読むそうな。みんなで和やかに歌を詠んで楽しむ様を歌って…

「温故創新」190331 N265 伊波喜一

改元に 託す人あり 平穏な 時代開けと 願い込めなん 今日で平成の30年余が終わる。平成の始まりはバブルが崩壊し、経済的低迷を余儀なくされた時代だった。また、阪神淡路大震災や東日本大震災など、多くの自然災害に見舞われた。その再建や復興は次の時代へ…