2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」190301 N261 伊波喜一

天才の 孤独の底に 潜む影 仲間の愛で 真(まこと)に目覚めん 雨が降り続いている。木々や草花を根っこから濡らし、大地を湿らす。花粉症で悩んでいる人達にとっても、恵みの雨となるだろう。 映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観た。クイーンのフレディ…

「温故創新」190228 N260 伊波喜一

日本の 良さを伝える 伝道の 道を究めて 巨匠逝くかな 24日、日本文学を海外に紹介し続けたドナルド・キーン氏が亡くなった。享年96歳。キーン氏は日米開戦に伴い1942年、米海軍日本語学校に入学した。沖縄戦に従軍し、最前線で日本兵に投降を呼びかけた。20…

「温故創新」190209 N259 伊波喜一

声立てず ひらりひらりと 雪の舞う マイナス30 被害無けれと 東京は久方ぶりの雪である。霰のような細雪に変わり、やがて降り止んだ。大雪注意の予報だっただけに、内心ホッとした。一方、北海道十勝地方の陸別では、-31.8℃を記録した。観測史上最も低い…

「温故創新」190203 N258 伊波喜一

節分の 豆に当たりて 何思う 我が胸の内 鬼住まぬかと 今日3日は節分、鬼達には少々気の毒な行事である。明日は立春、19℃の予想だそうで、この暖かさはどうしたものだろう。一足どころか、二足も早い春(はる)である。 その暖かさとは裏腹に世相を覗くと、…

「温故創新」190106 N257 伊波喜一

先達の 教えし朗読 花開く 嬉々と集いし 聴衆数多(あまた) 朗読教室「ひびき」の第11回発表会が、6日行われた。「ひびき」の原点は、「放送表現教育センター」の故山内雅人先生が小平教室を開設してくださったことにある。先生の願いは「(私達が)日本語…