2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
海鳥の 体に溜まる プラごみの 食物連鎖 身に降りかかり 風の強い早朝、駅のホームに並んだ看板の上に一羽のカラスが舞い降りた。鋭い嘴で看板の隙間から何か穿りだしている。絶縁体のような白い詰め物を何度も穿りだし、いきなりゴクンと呑み込んだ。しかし…
花びらが ピンクに染まる 謎を解く 自然のリズム 目には見えねど 弘前大の荒川 修教授らが、ヨメイヨシノの花びらがピンク色に染まる謎に迫った。実験では戸外で切り出して室内に置いたソメイヨシノが使われた。室内に置いたソメイヨシノは花びらが色づかず…
一人勝ち することなけれ 共生の 連帯深め 同苦するかな 第45回「SGIの日」に寄せ、同池田大作会長が「人類共生の時代へ 建設の鼓動」と題する提言をした。提言では、気候変動による異常気象の現実と、困難な状況に陥りそこから脱しきれない人達と同苦し…
水際で 感染防がん 人海の 人を増やさん 国力賭けて 暖冬とはいうものの、朝晩の冷え込みが厳しい。霜柱が上がっているのを見ると、これからが本来の冬の寒さになることを感ずる。 中国・武漢市で発生した新型肺炎が中国全域に広がり、日本やヨーロッパでも…
冤罪が 起こる陰には 功名の 心の隙間 魔物棲むか 1996年、アトランタ五輪の会場近くの公園に、爆弾が仕掛けられ、100人以上の死傷者が出た。爆弾を発見・通報して多くの人達を避難させた警備員リチャード・ジュエルは、一躍英雄となる。 ところが、地元紙と…
王室に 自由認める 英国の 自立の心 伝統深く 英王室は18日、ハリー王子とメーガン妃夫妻の王室離脱を認めるとの声明を発表した。夫妻は今春から公務を担わず、殿下・妃殿下の称号を返上する。エリザベス女王も「(夫妻の)より自立した人生を送りたいという…
難しき どうにもならぬ 我が心 窮地にありて 自制するかな 人の心ほど御しがたいものはない。人は勢いに乗っているときは、いかようにも我が心を制御することが出来るように感じる。ところが、一旦リズムが狂うと、やることなすこと全て悪い方に流れていく。…
AIが 席巻するか この世をば 比べることの 愚かしさをや 人工知能のシンギュラリティが起こり、AIが人類を席巻するのではないか。ニュースで、そのような論が目に留まる。将棋やチェスの世界でAIが人に勝ったからといって、AIが人類に勝つというのは…
これからの 期待背負いて 歩く日の 新成人の 肩にかかりて 令和になって、初めての成人式が行われた。成人者数は122万人で、昨年より4万人減った。今までの最高者数は昭和45年時の246万人なので、今回は当時の半分の人数である。単純計算すると、半世紀を経…
食べられる 考えられる どちらかを 決めていくのが 主権国家か 台湾総統選が11日投開票された。結果は、中国との統一を拒否する与党民進党の蔡英文総統が812万票で圧勝した。対中融和路線の野党国民党の韓氏は、548万票と大きく水を開けられた。蔡氏は台湾の…
引きこもる 我が子の未来 暗澹(たん)と 祈る思いで 春待ち続け 人生百年時代を謳歌できる人は、恵まれた人生と言えよう。むしろ、百年を生きる資力や健康、心の張りを持っていないと感じている人の方が多いのではないだろうか。 平成30年度の内閣府調査に…
正月の 朗読会を 楽しみに 集まる人に 声の励まし 第12回ひびき発表会が無事に終わった。毎回の発表を楽しみにして下さっている100名の聴き手で、ホールは満員になった。有り難いことである。今回小生は「ぜにまくら」という小品を読んだ。東北の田舎町が舞…
ひた走る 東京箱根 10区間 チームでたすき つなぎ合わんと 第96回箱根駅伝の熱戦が終わった。総合優勝は青山学院大学で、10時間45分23秒の大会新記録で5回目の優勝を果たした。箱根駅伝は全長217㎞の苛烈なレースである。一区間の長さや坂のアップダウン…
新年に 何を願うや 災害と 貧困のない 世界目指して 令和2年が開けた。昨年末から、汚職にまつわるきな臭い話題が続いている。だから、この重い雰囲気を何とか切り換えてゆきたいと多くの人が思っていたことだろう。今年は災害と貧困のない世界を目指して、…