「温故創新」200101 N363 伊波喜一

新年に 何を願うや 災害と 貧困のない 世界目指して

 令和2年が開けた。昨年末から、汚職にまつわるきな臭い話題が続いている。だから、この重い雰囲気を何とか切り換えてゆきたいと多くの人が思っていたことだろう。今年は災害と貧困のない世界を目指して、日本がイニシアチブをとれる絶好の機会がやってくる。オリンピックを単なるイベントに終わらせず、災害と貧困対策に充てる基金を創設するなど、国の積極的な発信を期待したい。 さて、全国的に減少傾向の年賀状だが、やはりいただくと嬉しい。筆者も肩・首・腰・眼をしょぼしょぼさせ、昨晩の大晦日までに何とか書き上げた。毎年の賀状書きは全く憂鬱であるし、誰がこの慣習を定着させたのかと呪いたくもなる。が、送った相手が喜ぶさまを思うと、ついつい気力と根性(?!)で書いてしまう。と同時に、相手からいただく嬉しさはこれまた格別である。若い世代は仕事の話題が、高齢者は身内の動向や健康の話題が多い。「こんなことに取り組んでいる」と添えてあったり、写真を上手く取り込んでいたりと、感心することしきりである。近況を文章で簡潔に纏めていたりするのを読むと、ほれぼれとする。 来年こそはこれを真似て書くのダ。