「温故創新」240427 N1417伊波喜一

陽の目見る 7年ぶりの 草刈り機 扱い方の 手順残さん 

 ソテツの新芽に、ムラサキシジミが卵を産みつけている。それが孵って、幼虫が群がっている。もう、気持ち悪いなんてものではない。

 よくしたもので、幼虫は新芽にしか食い付かない。これでは、いくら丈夫なソテツでも、たまったものではない。栄養を悉く、虫たちに吸い取られてしまう。

 早速、水で500倍に薄めた農薬を、新芽にたっぷりとかけた。ただし、農薬は劇薬である。強すぎると、本体が薬負けしてしまう。用法を守り、焦らず根気よく撒くことにしよう。明日には幼虫がいなくなっていることを、期待している。

 一方、ずっと気になっていた裏側の庭の草刈りをした。表側の雑草は手で引き抜いたが、直に手首や指が痛くなった。

 雑草も30㌢を超えると、地中に深く根を張りめぐらしている。いくら力づくで引っ張っても、抜ききれない。時間はかかるは指は痛めるはで、ろくなことにならない。

 その点、草刈り機を使えば僅かな労力で効果が上がる。というわけで、生前父が使っていた2台の草刈り機を引っ張り出した。最後に使ったのが7年前なので、操作の仕方を思い出すのに時間がかかった。

 案の定、父は必要なパーツや工具をまとめて、1つの袋に入れていた。それを見れば、操作の手順が分かるようになっている。お陰で、草刈りは至極順調に進んだ。亡き父も、満足していることだろう。