2022-01-01から1日間の記事一覧

「温故創新」220101 N982 伊波喜一

寒風に 裸の枝の 揺らされて 固い蕾を 握りしめるか 日本海側は大雪との予報で、荒れ模様である。東京は快晴で、風が吹いている。昨日は夕方からかなり吹いたので、今晩も風が強くなるかも知れない。 父の面会で、昭和記念公園通りを車で走る。通行量がなく…

「温故創新」211231 N981 伊波喜一

年の瀬に 年賀の挨拶 間に合わせ 訃報も届きて 悲喜こもごもと 朝から微風が吹いている。昼前より空が曇り、天気が崩れそうな気配だ。今日は車が少なく、人の出が少ない。明日は初売りで、また賑やかになるのだろうか。 筆者が小さい頃は、正月三が日は店を…

「温故創新」211230 N980 伊波喜一

どこ切るか 枝の伸び先 見極めて 花芽残して さり気なくかな 多摩の朝は寒い。ここ小平でも零度を切り、フロントガラスが凍っている。陽が出てしばらくして、やっと暖かさが感じられる。北国はさぞ、寒かろう。 1年ぶりに、植木の剪定をしてもらった。サク…

「温故創新」211228 N979 伊波喜一

老いてゆく 父の話を 聞くことの 大切さ知る 耳傾けん 自転車で走っていると冷たくて、耳が痛い。氷点下までいかなくても、この寒さである。暑いのは陽が落ちるのを待てばいいが、寒いのは我慢が出来ない。北国の暮らしは、つくづく大変だと思う。 面会が出…

「温故創新」211222 N978 伊波喜一

一日の 時間短し 寝不足を 解消するか 冬至の夜更け 今日は冬至。日の出が6時47分、日の入りが16時31分で、日照時間は10時間にも満たない。夏至と比べると、5時間も短い。 夏は朝が早く、夜が遅い。生活のリズムが、ついつい夜型へとなりがちだ。…

「温故創新」211221 N977 伊波喜一

独り立ち するには人と 関わりて 孤独で人は 力出せぬか 北国から寒波の映像が流れてくる。東京が寒いといっても、積雪に覆われるわけではない。降り積もる雪の中での暮らしは、労力と忍耐を要する。雪に閉ざされる閉塞感との闘いも、大変である。 コロナ下…

「温故創新」211220 N976 伊波喜一

外界の 刺激に敏に 反応し 体毛失い 歩行始まる 朝の公園はまだ薄暗く、人気がない。下水道の水が外気で冷やされ、マンホールから湯気が上がっている。北国では寒波が厳しい。被害が心配である。 二本足歩行をするようになった人類の祖先が、体毛を失ったの…

「温故創新」211219 N975 伊波喜一

身をカバー 自己と非自己 立て分けて 外敵たちから 内面守る 木枯らしの吹き荒れた翌朝は、富士山がくっきりと見える。白雪の富士は、いかにも堂々としている。四方八方から臨むことの出来る名山を、実感する。 肌感覚というが、皮膚は自分と自分以外のもの…

「温故創新」211218 N974 伊波喜一

外と内 皮膚と脳とは 枝分かれ 皮膚の働き 脳に近いと 木枯らしが吹いて、昨晩は寒かった。その名残りで、今朝は空気がピーンと張りつめている。自転車を漕ぐ手も、外気にさらされている耳も痛い。春の陽射しが、待ち遠しく思われる。 人間の受精卵は細胞分…

「温故創新」211217 N973 伊波喜一

不可能を 可能にするか 不可思議な 脳の働き 無限大かと 朝晩の冷え込みが堪える。サクランボの葉はほとんど散った。楓の葉は、一風ごとに飛び散っていく。これから3月末まで、寒さが続いてゆこう。 「メタ認知」とは、自分自身を客観的に認知することをい…

「温故創新」211216 N972 伊波喜一

認知症 孤独感じて 高まるか 脳の本質 繋がることと 北国の夜は氷点下を記録している。寒波が下がってきて、寒いわけである。日中の寒暖差と乾燥には、くれぐれも用心が必要だ。 人間の脳の重さは、体重の2%ほどである。ところが、身体全体の25%のエネ…

「温故創新」211215 N971 伊波喜一

ほっとくと 無に帰するか 雑草の 繁茂力の 逞しさかな 日中の暑さに閉口しながらも、夜は海風が吹いて肌寒い。シャツ1枚では寒く、フリースをはおる。風の力はつくづく凄いと、実感する。 2週間の滞在予定で帰省したが、家と外の仕事はなかなかはかどらな…

「温故創新」 211214 N970 伊波喜一

出来ること 広げ過ぎずに 足元を 固めながらも 商い進め 周りに建物の光がないせいで、東から上る月がくっきり見える。気のせいか、大きく見える。 夜の9時を回ったころから、車の通る音も途絶えがちとなる。周りの景観は随分変わったが、静けさだけは子ど…

「温故創新」211213 N969 伊波喜一

スクラップ &ビルド 使い捨て 発想変えて SDGsに 南国は暖かい。日中は暖かいを通り越して、暑い。麦わら帽を被らずにちょっと外仕事をしていたら、頭が日焼けしていた。冗談ような本当の話である。 実家の平屋は築60年になる。祖父と父が細部にこだ…

「温故創新」211212 N968 伊波喜一

年老いた 義父の見舞いに 義母連れて 寂しさ堪えて 自宅思うか うるま市の介護老人保健施設に、義父を見舞う。 義母を連れ、上さんと3人で出かけた。義父の好きな乳酸飲料と、ピーナツ黒砂糖を持つ。 コロナ感染がまた出てきているので、部屋を訪れることは…

「温故創新」211211 N967 伊波喜一

ご先祖の 喜ぶ姿 思いつつ 1年ぶりの 墓の掃除よ コロナ下で1年ぶりに帰省し、瑞慶覧の墓掃除をした。 さすが南国で、門扉の前に木が生い茂っている。まるで草が木に化けて、仁王立ちしているかのようだ。 旧い沖縄の墓は、山あいに建てられている。亜熱帯…