2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」180526 N236 伊波喜一

ふた月の 時の重みよ 離任式 送る言葉に 思い溢れて 昨日は江古田小の離任式だった。5月の終わりに離任式ということに、何となく間延びした印象を持っていた。しかしいざ式が始まって子ども達の送る言葉を聞いていると、私自身の不明を恥じた。子ども達にと…

「温故創新」180525 N235 伊波喜一

雪の舞う 卒業式の はなむけに 誓いひそかに 胸に温め 先週、大学の還暦同期会があった。学部卒業生139名の内、84名が参加した。卒業時は学部1期生のため、筆者達には先輩がいない。創立者から「1期の皆さんは先輩がいない中、自分の道は自分で拓くしか…

「温故創新」180519 N234 伊波喜一

制約と 上手く付き合い 発信を 民衆の支持 固める外交 ロンドン郊外のウィンザー城で、19日英王室のハリー王子とメーガン・マークルさんが結婚式を挙げた。ダイアナ元妃を母に持つも、不遇な幼少時代を過ごし成人したハリー王子。その王子とマークルさんは…

「温故創新」180518 N233 伊波喜一

一人立ち 人の世界の 常なれど 自立後押し 今後の課題と 学校生活への不適応や不登校児童・生徒の数が減らない。どころか、徐々に増えてきている。全国の不登校児童・生徒数は17万人と高止まり状態であるが、不適応はその予備軍である。原因として、学習や…

「温故創新」180509 N232 伊波喜一

人を見る目の優しさに 誘われて 心根優し だるまとてんぐ 絵本作家の加古里子(かこさとし)が亡くなった。享年92歳、最後まで創作意欲を失わなかった巨星である。代表作は「かわ」。氷に閉ざされた北国に春が訪れる。雪解け水が渓谷を下り、人々の生活を…

「温故創新」180505 N231 伊波喜一

里山を 吹き抜ける風 柔らかに 水辺に響く 子ども等の声 トトロの舞台の原型となった八国山緑地(東村山市)を訪れた。アニメでは猫バスが走ったり、さつきとメイの母親が入院している病院があったりとするが、原作のイメージと変わらない光景が広がっている…

「温故創新」180504 N230 伊波喜一

意気盛ん 還暦過ぎて 幾年か 思い出ばなし 花咲く集い 高校時代の友人JKが県副知事に就任したのを機に、同窓会を開いた。36名が集まり、彼の就任を祝った。副知事は激職である。それなのに、彼は飄々・淡々としていた。それでいて、世情にも通じ、ウィッ…

「温故創新」180503 N229 伊波喜一

ご先祖に 手を合わすかな 清明の 道端刈られ 気持ち新たに 4月末に帰省し、墓参りをしてきた。清明(しーみー)である。清明は中国から伝わり、「清明の節」の期間に先祖のお墓に親戚が集まり、線香や花、重箱に詰めた料理を供え、先祖の墓を供養したのが始…

「温故創新」180502 N228 伊波喜一

全力で プレーするかな 鉄人の 笑顔はち切れ 心温か 鉄人、衣笠祥雄が先月亡くなった。享年71歳だった。2215試合連続出場の記録を持ち、通算2677試合出場、2543安打、504本塁打、1448打点、通算打率2割7分という大記録を打ち立てた。1979年、左肩に死球を受…

「温故創新」180425 N227 伊波喜一

身の危険 省みもせず ただ一人 真実伝え 救わん子等を 映画「ペンタゴン・ペーパーズ」が上映されている。米国のベトナムにおける政策決定の欺瞞を暴き、真実を国民に知らしめたワシントン・ポスト社の道義的責任を描いた作品である。 ベトナム戦争当時のニ…