「温故創新」180502 N228 伊波喜一

全力で プレーするかな 鉄人の 笑顔はち切れ 心温か

鉄人、衣笠祥雄が先月亡くなった。享年71歳だった。2215試合連続出場の記録を持ち、通算2677試合出場、2543安打、504本塁打、1448打点、通算打率2割7分という大記録を打ち立てた。1979年、左肩に死球を受け左肩を骨折したが、翌日代打で登場し、フルスイングで空振り三振したことが記憶に残る。筆者は当時そのシーンをTVで観ていたが、左肩を骨折しているとは思えないような豪快なスイングに、度肝を抜かれた。努力と執念の人に加え、思いやりと配慮の人という印象が強く残る。 以下、衣笠語録。

『運というのは、掴むべく努力している人のところへ訪れてくる』

『自分で出来ることを、自分なりに一生懸命やってきた。ただそれだけのこと。一番の根本は、自分を信じきれたかどうか』

『一つハードルを跳び越えられれば、必ず一つ力がつく。それが自信になって、次にはもう一段高いハードルを越えられる』

『人間、自分一人で出来ることには限界がある。だけど、人と力を合わせると、不思議なことに不可能も可能に、夢も現実になっていく。だから、出会う人を大切にしていくんです』。  合掌