2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「温故創新」190930 N325 伊波喜一

人口の 減少嘆く ことよりも 何を目指した 国作り問う 「30年後の日本の未来は、少子高齢化で暗い!」 この悲観的な予想に対し、ピュリッツァー賞受賞者のジャレド・ダイアモンド氏は「少子化を喜ぶべき」と言っている。というのも、日本の最大の課題は資源…

「温故創新」190928 N324 伊波喜一

最強の フォワード陣の 猛攻を 真正面から 迎えうつかな ラグビーW杯、第2戦が静岡・エコパスタジアムで行われた。今回も観衆は5万人を越えた。対戦相手は、世界ランキング第2位のアイルランド。重量級選手を揃え、徹底した破壊力で押しめくる伝統的なラグ…

「温故創新」190926 N323 伊波喜一

外からは 見えぬ心の 奥にある 悩み受けとめ 共に進まん ここのところ、FSRに入室する子どもが急増し、心理士と頻繁に相談している。様々な要因で学校から遠ざかっている子どもの奥底に潜んでいることを、ああも考えられる・こうも考えられると話し込み、…

「温故創新」190925 N322 伊波喜一

人類の 知能超えるか AIの 方向性を いかに造るか ニック・ボストロム氏は「スーパーインテリジェンス超絶AIと人類の命運」で、人類の存在的リスクを説いている。AIのシンギュラリティーについては、先ず確実にやってくることを以前述べた。安全な運用…

「温故創新」190924 N321 伊波喜一

人生の 設計百年 考えん 有形資産と 無形資産を 人生百年時代を提唱したリンダ・グラットン氏は「ライフ・シフト」の中で、2つの資産の必要性を説いている。1つは有形資産、もう1つは無形資産である。長寿化社会では長く働くことが必要となり、その無形資…

「温故創新」190923 N320 伊波喜一

在りし日の 面影浮かび ひとしきり 小言さえもが 懐かしきかな 台風17号の接近を気にしながら、先祖並びに母の墓参りを済ませてきた。予報では雨となっていたが、時折り陽が差し、お陰で用意してきた傘は使わずにすんだ。 早いもので、母が亡くなってから6…

「温故創新」190922 N319 伊波喜一

自らの 五感使って 生き抜かん リスク回避の 知恵働かせ 「サピエンス全史」を著したユヴァル・ノア・ハラリ氏は、直面する現代文明の危機に対して21世紀の人類は、狩猟民族に学べと言っている。人生100年時代をむかえ、人間には生涯を通じて自分を変えて…

「温故創新」190921 N318 伊波喜一

責任の 所在曖昧 大惨事 たらい回しの 住民哀れ 2011年3月の東京電力福島第一原発事故をめぐり、旧経営陣が業務上過失致死罪で強制起訴された。3被告ともに無罪と判決が出た。判決の骨子は3点ある。①国の「長期予報」で示された最大15.7㍍の津波予測には…

「温故創新」190920 N317 伊波喜一

開幕の 緊張ありや 前半の ミス取り返し 逆転勝利と 第9回ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会が20日、東京スタジアムで開幕した。日本はロシアと開幕戦で対戦した。日本は世界ランキング10位、ロシアは20位。ランキングではロシアより優位にあるとは…

「温故創新」190919 N316 伊波喜一

国民の 議論深めん 税金の 使い道をば 皆で考え 毎年毎年、災害に見舞われている日本。概算するだけでも、被害額は相当なものになる。それを県や地域で負担するには、荷が重すぎる。ここは国が関わるところであろう。 東日本大震災後の復興を日本国民として…

「温故創新」190918 N315 伊波喜一

子ども等の ロールモデルに 成らんとて 地道な一歩 誰知らぬとも たまたま、近所の壮年で雑談していた折りのこと。あおり運転が話題になった。身を守るためにドライブレコーダーをつけなくては、という話になった。同感。ここのところ、この手の話題に事欠か…

「温故創新」190917 N314 伊波喜一

日本の 盛衰の如(ごと) 波乱あり 夏から秋へ 季節変わりて 台風15号の爪痕が色濃い。1週間経っても、千葉では11万戸の停電が続いている。ボランティアや支援物資送付など、自身の出来るところから応援していきたい。 人生はよく青春・朱夏・白秋・玄冬の四…

「温故創新」190916 N313 伊波喜一

国造り その前にある 人作り 尊重せずして 人は居着かず 青梅街道沿いの建物が取り壊され、更地になっている。地ならしにブルドーザーを運転しているのは、外国人である。瓦礫などを積んだトラックを運転しているのも、外国人である。工務店なども高齢化が進…

「温故創新」190915 N312 伊波喜一

百歳を 越える人数 七万に 健康寿命 保つは難(かた)し 敬老の日を前に、厚労省は全国の百歳以上の高齢者が7万1238人と発表した。その内、女性が88%を占めた。平成の始まりである1989年には3078人だったのが、平成の30年間で23倍となった。急激な高齢化現…

「温故創新」190914 N311 伊波喜一

声に出し 話して初めて 分かること 聖域つくらず タブー無くさん 日本に限らず、国や文化には様々なタブーがある。政治や宗教は言うに及ばず、ふれてはならない・直言してはならない話題など、いろいろである。これは歴史と風土、国民性に負うところが大きい…

「温故創新」190910 N310 伊波喜一

国際の 舞台に立つは 語学力 自国の文化を 英語で学べや 還暦を過ぎて、スペイン語と英語を勉強している。通勤時間を使って練習しているが、まあ上達しない。うろ覚えでいるところへ、すぐに忘れる。朝、練習したことが、夕方にはきれいに忘れてしまっている…

「温故創新」190909 N309 伊波喜一

大雨に 大風吹きて 暴れめく 天の力に 為す術(すべ)もなき 台風15号が日本本土を蹂躙して去った。その猛威の前には為す術もない。ただ過ぎ去るのを待つしかなかった。どれだけ人知が発達しても、自然の脅威の前にヒトは無力である。日本の気候は多雨多湿で…

「温故創新」190908 N308 伊波喜一

人知越え どこまで行くか AIの 歯止めかけたる 哲学あるや 人工知能が人間を越えるまで技術が進むことを、シンギュラリティーと呼ぶ。そこから派生して、社会が加速度的な変化を遂げることを指す。人間の認識力や判断力、行動力には複合的な要素が幾重にも…

「温故創新」190907 N307 伊波喜一

それぞれの 考え認め 働かん 管理監督 古きやり方 暑い一日だった。路面から陽炎が上っていて、車中は36℃もあった。服を突き通して、陽射しが肌に痛い。残暑はまだまだ続くようだ。 退職して思うこと、それは現職中の忙しさである。仕事を一つ片付けても、次…

「温故創新」190906 N306 伊波喜一

自らの 力信じて 生き抜かん コネ・七光り すべて投げ捨て 子どもの教育に親は目の色を変える。それが講じると、子どもの進路を金で買おうとする。親の七光りがそれ。ひいては不正入試へとつながる。 一方、奨学金を得て進路を切り拓く子ども達もいる。能力…

「温故創新」190905 N305 伊波喜一

密猟で 命失う ゾウたちよ 象牙の禁止 対応迫らる ワシントン条約に反するとして、ケニアやナイジェリアがアフリカゾウ密猟防止を防ぐための措置として、象牙販売の国内市場を閉鎖するよう求めた。その席上、日本は名指しで批判された。ワシントン条約は1989…

「温故創新」190904 N304 伊波喜一

平成を 振り返れども まだ見えぬ あまりに近し 時を経てこそ 残暑が思いのほか厳しい。湿度が高くじめっとする。寝不足も重なり、疲れがとれにくい。用心するに越したことはない。平成から令和に替わって、4ヶ月が過ぎた。少子高齢化と年金への不安、国の借…

「温故創新」190901 N303 伊波喜一

何のため 誰のためにぞ 成果出す 子どもの力 引き出してこそ オルタナティブスクールとは、国が認める学校以外のもう一つの学校である。日本ではフリースクールやシュタイナー教育、イエナプランなどがある。日本では不登校の小中学校生が、14万人を越える。…

「温故創新」190831 N302 伊波喜一

何のため 誰のためにと 問う場こそ 学校の持つ 多様性では 公立小中学校教員志願者が減っている。文科省の調査では2012年度は12万2千人、2018年度は10万5千人である。現場教員へのアンケートでは①この仕事に満足している82%、②教員は良いことの方が多い74…