「温故創新」180504 N230 伊波喜一

意気盛ん 還暦過ぎて 幾年か 思い出ばなし 花咲く集い

高校時代の友人JKが県副知事に就任したのを機に、同窓会を開いた。36名が集まり、彼の就任を祝った。副知事は激職である。それなのに、彼は飄々・淡々としていた。それでいて、世情にも通じ、ウィットもある。これまでの艱難とそれを乗り越えた体験が、彼を磨き・深めたのであろう。副知事職は立場上いろいろな人達と関わるが、朱に交わりながらも染まらないでいてくれたらと、強く思った。 高校卒業後42年の歳月は、人を大きく変える。仕事や立場の違いは当然あるが、大事なのはその人が何を目的にし、どんな目標を立て、何をしてきたかである。その中で、誰と苦楽を共にしてきたかが、その人の履歴となる。それがまた、今後の人生の道標となるから厄介でもあり、面白くもある。 還暦は人生の折り返し地点に例えられる。とするならば、120歳まであと60年もある。これまで、往路の60年をかけて様々な経験を積んできたが、今度はその経験を復路の60年に活かしていけば良い。既知を土台にして未知に挑むのだから、ある意味で恐いものはないとも言えよう。 これからは、友達・健康・○○を大切にし、生きてゆきたい。