「温故創新」180418 N226 伊波喜一

晴天の 空温かに 花粉舞う くしゃみの辛さ 悩まされつつ

4月も終盤にさしかかっている。今年は花粉の放出量が例年の数倍とかで、あちらこちらでマスクをかけている姿を目にする。気温も30度近い真夏日になったかと思いきや、一転3月並みの10度前後となったりで、定まらない。この気温の乱高下が春バテを引き起こす。体調管理が難しいのも分かろうというものである。 ある日の雨上がりの夕方、窓外から賑やかなさえずり声が聞こえてきた。窓を開けて声のする方を覗いてみると、一本の電線に小鳥たちが一列に並んで留まっている。目測でもおよそ数十羽はいるだろうか。その鳥たちの並ぶ電線めがけて、あちらこちらから一羽・二羽と飛んで来る。すると、鳥たちは器用に体を横に移動して詰め合い、列を成す。それがいつしか長い列になっている。そのあと、小一時間程、鳥たちのにぎやかなおしゃべりが続く。そして、何か合図でもあったのか、一斉にねぐらへと飛び立っていった。 鳥には鳥のリズムがある。同じように人には人のリズムがある。朝起きて夜は休む。そのリズムを繰り返し、確立する。結果としてその規則正しいリズムが春バテを防ぐ。疲れを溜めぬよう早目の対応を心がけたい。