「温故創新」180526 N236 伊波喜一

ふた月の 時の重みよ 離任式 送る言葉に 思い溢れて

昨日は江古田小の離任式だった。5月の終わりに離任式ということに、何となく間延びした印象を持っていた。しかしいざ式が始まって子ども達の送る言葉を聞いていると、私自身の不明を恥じた。子ども達にとって、この2ヶ月間は新しい環境に慣れる期間だったに違いない。慣れて自分を振り返ることが出来たからこそ、過去を心から懐かしむことが出来る。そんなふた月だったのだ。筆者は読書に力を入れてきたが、多読賞の表彰や全校朝会での季語の話などを楽しみにしていた、など過分な言葉を頂戴した。 続いてPTA主催のP&T交流会。K会長を始めとする数十名の皆さんが、サイコロクイズで盛り上げてくださった。PTAが異体同心の団結で子ども達のために汗を流すことは、分断や分裂の危機がいつ・どこにでも起こりうるこの時代だからこそ、必要である。力強い応援団を得て心が軽くなったのは、筆者だけではないだろう。 最後は教職員歓送迎会。「いろいろと話を聞いてもらえて、乗り切ることが出来た。有り難かった」と色紙には寄せられていた。悩まない人はいない。その悩みは聴いてもらうだけで軽くなる。 寄り添い、耳を傾ける人でありたい。