技と技 力と力 ぶつかりて 攻めて守りて チャンス掴まん
2019ラグビーワールドカップ日本大会決勝が、横浜国際競技場で行われた。決勝はイングランドと南アフリカで行われた。下馬評通りに白熱した試合展開となった。前半はほぼ互角だった。イングランドがトライ寸前まで攻め立てたが、南アフリカは粘りに粘ってトライを阻止した。 後半、じわじわと南アフリカが押してきた。フォワードで押し勝ってイングランドのペナルティーを誘い、トライを2つ決め、32対12で圧勝した。 南アフリカの主将はシヤ・コリシ。黒人初の主将に選ばれた。優勝インタビューで「我が国には、乗り越えなければならない様々な課題がある。でも、チームの一人一人が自分達を信じて戦ったことが、優勝につながった」。また日本の子ども達に「夢をあきらめないでほしい。願いは必ず叶う」とコメントした。アパルトヘイトに直面しつつ、語られたこの言葉の意味は重い。 今回、日本で開催されたワールドカップでは、実に多くのにわかファンが応援に駆けつけた。どの国のチームも分け隔てなく応援する日本のサポーター達の姿勢は、外国選手にとって大きな励みとなった。今後、国際社会のスタンダードになるだろう。