「温故創新」200126 N374 伊波喜一

一人勝ち することなけれ 共生の 連帯深め 同苦するかな 

 第45回「SGIの日」に寄せ、同池田大作会長が「人類共生の時代へ 建設の鼓動」と題する提言をした。提言では、気候変動による異常気象の現実と、困難な状況に陥りそこから脱しきれない人達と同苦し、置き去りにしないことを述べる。そして建設的な行動として、国連のSDGsの展開を全世界で展開することを呼びかける。続いてICANとSGIとの連帯にふれ、核兵器禁止条約発効に向け、「核なき世界を選択する民衆フォーラム」開催を提言している。さらに、核拡散防止条約(NPT)の再検討会議で、「AIなどの新技術と核兵器の問題を巡る協議」に関する合意を、最終文書に盛り込むことを呼びかけている。最後に、紛争や災害で教育の機会を失った子ども達への支援を強化する「教育のための国際連帯税」を提案している。 提言全体から、弱い立場にある者を置いてきぼりにしないという強い意思と、若者への深い信頼と期待が伝わってくる。そして、不可能を可能にする意思。 ケニアのマータイ女史が植えた7本の苗木は、今150億本になった。冷笑と妨害を乗り越えて、女史の意思は引き継がれる。不可能が可能になった。