「温故創新」231209 N1342 伊波喜一

太陽の 光を朝に 浴びること 食事と運動 睡眠リズム          

 通り沿いのイチョウ並木が、最後の力で葉っぱの黄色を輝かす。

 体内のバランスを保つ「自律神経」は、「交感神経」と「副交感神経」から成っている。交感神経がリズム正しく働くためには、どのような生活を心がけたら良いだろうか。

 私達の身体には、自律神経を調整する体内時計がある。この体内時計がズレないように、毎日リセットすることが大切だ。その際、次の2つを意識したい。1つ目は、起きたら太陽の光を浴びることである。2つ目は、起きたら1時間以内に食事を取ることだ。

 太陽の光を浴びると、脳でセロトニンが分泌される。すると交感神経が活発になり、やる気スイッチが入る。このセロトニンは、私達を睡眠へと導く「メラトニン」の材料となる。メラトニンは副交感神経を優位にし、心地良い眠りに導いてくれる。

 一方の食事だが、肉や魚、大豆などに含まれる、「トリプトファン」という必須アミノ酸を取ることが大切となる。トリプトファンセロトニンの材料となり、身体能力向上を支えていく。

 そしてセロトニンと同様に大事なのが、「オキシトシン」だ。オキシトシンは「幸せホルモン」とも言われ、人と絆を深める時に出てくる。例えば、利他の活動をすればするほど、若々しくなる。ボランティア活動などで疲れはしても、心地良いのはそのためだ。

 人が人の社会を離れて生きられないのは、なるほど理に適っている。