「温故創新」200223 N388 伊波喜一

大風が 吹いて地上を 清めるか 自然の摂理 リズム違わず

 昨日はいきなり春一番が吹いた。駐輪場の自転車が、軒並み北側になぎ倒されていて、強風を想像させた。つくづく、自然の力は侮れない。今朝は快晴の上に暖かく、梅は言うに及ばず桜の蕾も大きく膨らんでいる。この分では早晩、花粉に悩まされることになりそうだ。 風邪の原因はウイルスによるものである。その9割がウイルスで、その種類は200種類以上あると言われる。コロナウイルスはその一種で、SARS,MERSの流行原因ともなった。これらのウイルスは、元々自然の中に潜んでいる。それらにとって住みよい環境があると、そこに居着き、繁殖し、拡大する。しかし、居着いたからといって、必ず繁殖するのではない。呼吸器疾患などの持病を持っていると重症化する恐れがある。が、食事・睡眠など普段から抵抗力をつけておけば、感染しにくい。ちなみに、コロナウイルスの致死率は2%である。この2%に今、世界中が翻弄されている。 人類はAIや遺伝子操作などを始め、人知を過信し盲信してきた。しかし、自然の一部であるウイルさえままならない。私達の生き方を、根本から考える時が来ているように思われてならない。