「温故創新」200331 N404 伊波喜一

消費する 文明の危機 見せつけて 慌てふためく 姿見せねど  

 コロナウイルスの猛威が止まらない。グローバリズムの恩恵を受けてきたはずの人類が、その恩恵を逆手にとられているかのようだ。

 筆者が子ども時分に、パックツアーが始まった。当時、旅行と言えば国内のことをさした。海外に行ける人はよほどの人だった。海外に行くには、飛行機を使わなくてはならない。その飛行運賃が高額で、これを利用できる人は限られていた。 そんなわけでパックツアーの時代が到来しても、海外旅行には相当お金がかかった。むしろパック旅行できることを目標に、貯金したものだ。近年のアウトバウンド時代が到来するとは、夢にも思わなかった。 人・物・金・情報がこれだけ国境を越えて行き来する時代に、ウイルスも便乗してきた。当初、これほど社会機構を麻痺させると、誰が予想しただろうか。世界中に拡大してみて初めて、コロナが与える影響の大きさに気づかせられた。 大量生産・大量消費、効率化と即効性に慣れ、それに疑問さえ持たなくなった現代社会。コロナはこの現状に警鐘を鳴らしている。 その影響を直接に蒙っている事業困難者に対しては緊急財政出動を急ぎ、コロナ禍の補填をしていきたい。