「温故創新」210126 N648 伊波喜一

世界中 危機の時こそ 助け合い 価値創造の 光当てなん        

 温かいかと思いきや、自転車のサドルに霜が降りている。あと一ト月はまだ寒さが続きそうである。 

 本日第46回SGIの日に寄せて、「危機の時代に価値創造の光を」と題して、池田大作SGI会長が記念提言を発表した。

 提言ではまず、コロナウイルスの危機が日常化する中で、様々な困難を抱えた人達の存在に目を向け、その人達の苦しみを取り除くことの大切さを訴えている。この危機は世界同時多発的に起こっており、解決には世界中の協力が必要である。 

 続いて、冷戦時代にアメリカとソ連がポリオや天然痘の克服のために協力した史実にふれ、その恩恵を日本のみならず世界中が享受したことを述べている。 

 また、全ての国々に迅速かつ公平にワクチンを行き渡らせるCOVAXファシリティーの創設をふまえ、国連で「コロナ危機を巡るハイレベル会合」を行い、「パンデミックに関する国際指針」の採択を呼びかけている。 

 今月22日に発効した核兵器禁止条約や核拡散防止条約再検討会議にもふれ、「核兵器の不使用と核開発の凍結を誓約する」旨、日本のイニシアチブを訴えている。 

 各被爆国の日本だからこそ世界に訴える責任がある、と筆者も強く思う。(続く)