原爆の 投下国たる 米国で 核禁条約 全会一致
南から北へと、風が強い。横なぐりに雨も吹いていて、傘を差していても役立ちそうにない。風邪は万病の元だ。とにかく体を濡らさず、冷やさないようにしたい。
全米市長会議が米政府に対し、核廃絶に向けた即時行動を求める決議を、全会一致で採択した。
全米市長会議は、米国内の人口3万人以上の1400を越える都市で構成されている。決議は「核禁条約への反対を撤回するよう検討し、核兵器のない世界の実現に向けた合意形成」を促している。
国際NGO「平和首長会議」の会長・松井一実広島市長も、世界8千以上の加盟都市とともに核廃絶を目指している。
仏法では人の心を、十界の状態で表わしている。人を愛し慈しみもすれば、人を騙し奈落に突き落としもする。
このように、縁に紛動されてしまう人の心であるが、奥底には仏界という利他の心が眠っている。民族や宗教、老若や性差を問わず、誰にでもその心がある。
核兵器はその可能性を、強烈な破壊力で否定しつくす。だから、核兵器の使用は、認めてはならない絶対悪である。それを使って他者を攻撃する行為は、悪魔の所為である。
日本は唯一の被爆国である。政府は米国に忖度などしている場合ではない。世界に対し、自らの主張を堂々と訴えていきたい。