「温故創新」200309 N395 伊波喜一

広告に 店主の思い ひたひたと 右肩上がり 夢にも見んか

 毎日夥しい数の広告が、新聞に挟まって届く。最近は平日と土日の境が無いのか、一日20枚以上も入っていたりする。水曜は学習塾、土・日曜は食品関係が多い。高齢化社会を反映しているからか、葬儀やお墓の広告も結構入っている。葬式の形やお墓の形態は、多様なニーズに対応しようとしているように感じられる。最近では、シニア向け住宅案内も頻繁に入ってくる。それによると仲間作りから介護・看護と、最後まで面倒をみるとある。まさに至れり尽くせりで、終の棲家にぴったりとのことだ。ついつい、立地や広さ、付帯施設、値段などに目がいってしまう。筆者のような人が、顧客になっていくのかも知れない。 時々行く地元の食堂が、メニューを載せていた。ここでは、調理された品が所定の場所に置かれ、それをビュッフェ形式で各自取っていく。それだけに、今回のコロナウイルス騒動では、衛生面に相当気を使っている。 今、飲食店に限らず、自粛ムードと過剰反応の結果、世界全体で景気が落ち込んでいる。こういう時だからこそ、知恵を使って互いに助け合いたい。団体の力を借りずとも、個人で貢献できることが、必ずある筈だ。