「温故創新」191027 N341 伊波喜一

5Gの 技術使って 生活の 質を変えなん 生活革命

 在宅介護をしている友人のところに、お邪魔した。炊事・洗濯・入浴など、健康であるときには普通に出来ることが出来なくなる。肉体的にも心理的にも、これらがどれほどの負担になるか計り知れない。話を聞いてみると、月2回のドクター受診、週2回の訪問看護、週3回のデイサービスもしくはショートステイなど、一頃と比べ在宅でのケアが充実している。お風呂もデイで入ってくる。とは言っても、誰か家庭にいなくてはいけないわけで、現役世代などには介護離職などの課題が残っている。 そこで、5Gに見られるテクノロジーを、この介護に活かすことが真剣に検討されている。例えば、取り外し可能な携帯スロープを使えば、段差のある玄関でも車イスの出し入れが出来る。ロボットアームで車イスに乗せたり降ろしたりは、今では簡単に出来る。さらに5G機能を内蔵した車イスを開発すれば、玄関の形状を記憶させ、ナースステーションから遠隔操作で車いすの出し入れが出来るようになるだろう。 これまでハード面に意識が向いていたイノベーションを、生活の隅々に行き渡らせれば、人に寄り添った社会が生まれるのではないだろうか。