「温故創新」240116 N1373 伊波喜一

インフラの 整備の時間 膨大な 生活リズム 取り戻さんと

 北陸は大荒れの天気である。雪と強風で、厳しい状況が続いている。

 被災地の上下水道は、地震による土地の隆起で真っ二つに割れている。水道管をつなぐには、先ず道路を平らにならす必要がある。これには、堆積している土砂や倒木を片付けたりと、地ならしが必要となる。そのため、完全復旧には、ほぼ1年かかると試算されている。 

 今の日本では、水が出ないということはない。水は蛇口をひねれば、出てくるものである。しかし、実際に水が出なくなると、日常生活はその瞬間から停止する。暑さや寒さは耐え難いが、水が無い生活は耐えられない。

 近年の気候変動に伴って、群発地震の多発や噴火、洪水や日照りが常態化している。この被害は甚大で、インフラ整備だけでも、莫大な予算と労力と個々の犠牲を伴う。

 残酷なことに、地球の異変がただならない状況にまで悪化している現在、被害は繰り返す。この現状は、極めて避け難い。そうであれば、自然の脅威に抗うより、自然の害の及ばないところに、集合体を構えることが合理である。

 ここからは政治の出番だが、自治体が連携して10万人規模の商圏のを創れれば、住民のライフラインが確保される。ばかりか、働き口も出来て、自治体として生き延びれる。各政党は有権者に右顧左眄することなく、日本のあるべき国造りに向け、大改革をしてもらいたい。