「温故創新」210622 N795 伊波喜一

母の日と 比べて軽し 父の日は 名誉挽回 過去取り戻す            

 朝晩が涼しい。空には羊雲が浮かんでいて、秋を彷彿とさせる。日中の凌ぎにくさが、うそのようである。 

 父の日に家族からの手紙をもらった。美しい思い出として語られると、照れくさいナ。などと思っていたが、そうはならなかった。

 子どもにとって母親はいくつになっても、具体的な相談が出来る相手である。一方、父親は将来を見据えての相談事が多いようだ。 

 とはいえ、子ども達が独立してからしてあげられることには、限りがある。

 昔と違って、今の人は忙しい。子ども達も同様で、朝は元より一日の中で新聞をじっくり読む時間は取れない。

 そこで、話題性のある記事や政治・経済・文化・教育に関する記事を筆者が写メる。二人の仕事に関係する記事も写メる。親子関係や介護などに関する記事は、大いに今後の参考になる。 

 これらを家族LINEを使い分けて、送るようにしている。塵も積もればで、かなりの情報となっているようだ。 

 母親は子どもの生活に密着し、生活の一部と化する。

 その点、父親は生活実感に乏しい。しかし、間接体験を上手に伝えることなら出来そうだ。 

 父親の役割を家族が理解し、感謝してくれていることに、励まされる思いでいる。                     多謝