「温故創新」200422 N415 伊波喜一

雨と晴れ 一日ごとに 繰り返す 気温の変化 体に堪えん 

一日おきに降ったり止んだり、晴れたり曇ったりしている。陽が射すからと思って薄着でいると、手先が冷たくなるほどだ。

日差しのある日中は汗をかくほどだが、夕方から急に冷え込んだりする。用心しないと、一気に体調を崩しかねない。 

そんな中、木々はもう5月の新緑を先取りしているようだ。裏の公園のイチョウは、つい先週までは枝木にちょこんと葉が出ていただけだった。

先週から今週にかけては、雨も降り気温も下がった。ところが今朝見ると、薄緑の柔らかそうな葉がいくつも出ている。陽に当たると、透けてしまいそうな覚束なさだ。

風に揺らされながら、懸命に枝にしがみついている。人類がコロナに肝を奪われている最中でも、木々は着実に枝葉を茂らせている。 

自然の摂理は、時として非情な振る舞いを見せる。地震や火災、風水害の被害と異なり、コロナウイルスの破壊は見た目には分からない。サイレント・キラーである。 

その最前線でコロナと戦っている人達への、偏見や差別が散見される。自身は安全地帯にいて、他人の痛みには極めて鈍感。これで良いのだろうか。

利他の精神で行動している人達への感謝を、今こそ私たちは行動で返す時だと強く思う。