「温故創新」200418 N414 伊波喜一

大雨の 空より降りて 降りやまぬ 雨風強し 春に大荒れ

予報通り、昨夜より雨が降り続いている。それも大雨が断続せず、ずうっと降り続いている。時折強風も吹き、全国的に土砂崩れや風水害が心配される。千葉では突風が吹き、屋根瓦が巻き上げられた。

中国のGDPが初のマイナスを記録した。1~3月期がマイナス6.8%であった。これは1992年以来初のことである。中国は鄧小平の時代に15%の成長を誇り、リーマンショックの時でも6%台を保ってきた。この1~3月期に、46万社の企業が倒産したと中国メディアは報じている。この影響は世界中に飛び火する。自動車や衣服、スマホや電子機器に至る全ての製品・部品の工場である中国。この中国への受注が激減すると、まわり回って自分の首を絞める。対岸の火と捉えていると、直に自分に火の粉が降りかかってくる。   

コロナウイルは、私達の日常生活を一変させた。当たり前に生活を送り、会いたいときに人と会い、行きたいところに行く。仕事があり、それを続けられる。詰め込みだが、学校があり学べる。乳幼児から高齢者までサービスを受けられ、病気になれば手厚い診療が受けられる。これらの日常がいかに素晴らしいことか、改めて考えさせられる。 

一国頼みの生活に綻びが見えてきた今こそ、これまでの生活スタイルを振り返り、改めていく時なのではないかと思う。