「温故創新」200417 N413 伊波喜一

待ちわびて 三寒四温 春の日に 雑草たちの 草いきれかな

春の陽にほだされて、家の裏側(フェンス際)の雑草取りをした。コロナの影響で外出できない分、エクステリアに集中する。4月のこの時期は草丈がまだ伸びきっておらず、草をむしりやすい。暑すぎず爽やかで蚊もおらず、草抜きには最高の季節である。 いざ、抜いてみると、柔らかい根っこが土中に張りめぐらされている。細い毛根が無数に伸びていて、土塊を柔らかく包んでいる。力任せに引っ張ると毛根がちぎれてしまうので、そろりそろりと根っこを引っ張り出す。意外と時間がかかった。2時間半ほどかかって、大袋1杯分を抜き終えた。 夜は近しい人たちに、絵葉書を書く。なにせ直接会って話すことが出来ない。電話やメールを使うといっても、それなりに限界がある。さりとて、訪問することも出来ない。 そこで思い浮かんだのが、絵葉書。家を片づけていると、以前買い求めた絵葉書が出てきた。絵葉書は頂いてはうれしいが、切手を貼る手間がかかる。それで筆者は、ここしばらくは官製はがきで済ませていた。今回、受け取り手の顔や様子を考えながら、どれがいいかと絵葉書を選んだ。ついつい、時間の経つのを忘れてしまった。 読んだ人が喜んでくれると嬉しい。