「温故創新」221115 N1138 伊波喜一

AIと 総合診療 共同で 専門生かし コスト削減              

 今朝は朝から雨模様である。そのせいか、肌寒い。冬物の服やマフラーを巻いている人達も、車内にちらほらと見受けられる。

 医療現場が逼迫している。コロナ下の大変さもあるが、それだけではない。医療現場の多忙さが、それに輪をかけている。

 国民皆保険制度は、世界に誇るべき日本の制度である。これほど受診を保証されている国は、世界中にも先ずない。 

 もし、この制度が悪用されているとしたらどうだろう。例えば日本では、紹介状さえあればどの病院にもフリーアクセス出来る。専門医院にかかる必要がなくても、患者の希望で受診が可能となる。

 しかし重篤化しない病気であれば、かかりつけ医で十分である。そのことで、国の7割負担増を避けられる。

 さらに、タクシー代わりに救急車で乗りつけるケースも見られる。救急車を1台要請すると、数万円もかかる。ところが、ちょっとした怪我でも、急患扱いで来院し手当てを受ける。

 このような状況が続くと、本来の緊急の患者が受診出来なくなる。そればかりではない。そのことが、医療現場をさらに忙しくさせる。

 このようなケースで救急車を要請した場合、国は費要請した本人に費用を請求すべきである。「税金はタダ」ではない。然るべき予算を無駄なく使ってはじめて、税も活きる。

 取りも直さずそれが、専門職たる医者従事者への敬意へ通じていく