「温故創新」230104 N1148 伊波喜一

健康の 大切さ知る 久々に コロナ下受診 手当受けずに

 正月から快晴である。その分、朝晩の冷え込みが厳しい。昨年の暮れに5日程寝込んだ。大掃除をして大汗をかいたのを、そのままにしていたら寒気がした。体が冷えてしまい、そこから風邪をこじらせ、寝込む羽目になった。

 まさに、風邪は万病のもとである。幸い、コロナでもインフルエンザでもなかったが、咳が止まらず往生した。

 今、熱でも出そうものなら、発熱外来以外では診てくれない。喉の痛みや咳も同様である。これに年末・年始の冷え込みが重なると、心筋梗塞や卒中が急増し、ただでさえ医療体制は逼迫気味となる。そこに、コロナ感染が加わるのだから、現場はほぼ困窮状態となる。 

 筆者も大晦日に処方薬が切れたので、総合病院に電話して受診しようとしたが、どこも電話が塞がっていて繋がらなかった。

 風邪程度でも苦しいのだから、持病を抱えている人達はさぞかし不安なことだろう。健康な時には気づかないが、健康を損ねた時に初めて医療を適切に受けられることの有り難さを実感する。

 国内でも、コロナ感染は高止まりしている。インバウンドで海外からの観光客が増えれば、感染者が激増するのではないかと懸念する。

 そうなると、コロナ以外の重症化しやすい疾病を抱えている患者は、ほって置かれてしまう。医療体制を見直しとテコ入れ、トリアージの選択と選定が、急務となろう。