「温故創新」211113 N939 伊波喜一

懇談で ホームの様子 聞きながら 老いてゆく親 子らも老いにき             

 イチョウが黄色に色づいている。寒暖の差が色づきを増す。今朝は風が冷たいが、それにしても例年に比べて暖かい。

 温暖化の影響でもないだろうが、季節が後へと後へとズレていかないか気になるところだ。

 間質性肺炎を患った父が、7月に老人ホームに入居した。それから4カ月が経つ。

 立川にあるこのホームは、昭和記念公園が間近にある。幹線道路を一本奥に入っただけだが、音が響いてこない。ホーム内の人数も少なく、静かな環境を保っている。そのため、ゆっくりものを考えることが出来る。それが、父にはあっているようだ。

 親族も交えた懇談会では、コロナ対策やインフルエンザ対策についての取り組みについて報告があった。

 都の緊急事態宣言解除を期に、部屋での面会が再開されるとのことだ。しかし入居者は皆、高齢者で持病を抱えている。寒暖の差でも体調を崩す上に、コロナ感染第6波の懸念もある。面会の際には、用心を重ねるに越したことはない。

 高齢者を抱えて、施設も感染対策に気が抜けない。訪問する側も手洗いやマスク着用などの基本的な事に加え、体調管理には細心の注意を払うべきである。

 これから乾燥の季節に入る。先々の用心をするに越したことはない。