「温故創新」210204 N657 伊波喜一

急ぎ足 コロナ法の 成立が 運用監視 見極めるかな        

 今朝の外気温は-1℃。寒いわけである。

 コロナが気になるが、風邪は万病の元である。体を冷やさず自己免疫を高めていきたい。 

 新型コロナ対策関連法案が、参院で可決・成立した。感染症法を改め、入院措置に応じない人は50万円以下の過料にする。

 疫学調査を拒んだりうそを申告したりする行為も、過料の対象となる。その手続きは、保健所などの行政機関が担う。 

 ただ、当の保健所は今、感染者の対応で大わらわである。少ない職員では対応できず、他部署から応援をもらっている。

 検査キッドも十分ではないが、検査数が増えた場合、誰がどのように対応していくのか、具体的に話が進んでいない。 

 この過料の規定は新型コロナに限らず、一部の別の感染症にも適用される。病気によっては、隠蔽や差別を招く恐れがある。

 現今の自粛警察や密告が助長されないと、誰が言えるだろうか。 

 実社会で生活している以上、感染したり病気になったりするのは避けられない。

 仮に感染しても、その事で生活が立ち行かなくならないよう保障していく。そして、社会全体で互いをカバーしていく。

 そのセーフティーネットを築き上げることこそ、政治が先ず取り組むことではないだろうか。