「温故創新」200711 N478伊波喜一

経済の 活性無くて どう暮らす PCR 検査急ぐか 

 繁華街で働く人たちへのPCR検査を、政府と都は戦略的に拡大した。 東京都では新型コロナウイルスの新規感染者が、2日連続で過去最多を更新した。このことを受け、西村康稔経済再生担当相と小池百合子都知事は10日夜、感染症専門家らを交えて都内で会談し、バーやクラブなど、接待を伴う飲食店での感染対策をまとめた。PCR検査は、感染者が出ていない店舗を含め、「夜の街」で幅広く集中的に実施する。PCR検査の戦略的拡大や、保健所機能の強化も盛り込んだ。事業者には感染防止ガイドラインの順守を求め、感染者が出た場合は区が都の財政支援の下、協力金を払って休業を要請する。 やっと、具体策が出てきた。PCR検査を義務付けた上で、それを守らない場合は罰則を強化するというのが、民主国家のあり方である。残念ながら、これまでの報道では、夜の街で働く人達が感染の根源であるかのような報道がなされていた。コロナという危機的状況下で、罹患した者を不当にあげつらい裁くかのような報道は、どこかおかしい。

 国民一人一人が全体に流されず、何が正しいのか・おかしいのか、自ら考え決めていくことが、求められているのではないだろうか。