「温故創新」200712 N479伊波喜一

コロナ禍で 家飲みする人 増えたとか ウチ豆需要 珈琲文化 

 コロナ禍に集中豪雨が続いている。日本経済の縮小が気にかかる。コロナ・豪雨・新たな感染症対策は、始まったばかりである。 

 コロナ禍で、コーヒービジネスに異変が起きているという。

 大手珈琲店では、業務用珈琲の需要が5~7割も減った。

 珈琲と経済とは関係が深く、国内総生産(GDP)の増減と、ほぼ軌を一にする。今回のコロナ禍で閉鎖するカフェ営業店が増え、珈琲の需要が落ち込んでいた。

 ところが家飲み珈琲が増え、消費量が増加している。 

 一人当たり珈琲消費量は日本が3.5㎏で、米国の4.8㎏に次いで世界第五位である。ただし、20代での消費が少なく、30代・40代も減少傾向にある。一方、50代~70代の消費量は増えてはいるが、高齢者頼みである。 

 今回のコロナ禍では、若い層に珈琲の美味しさや香要が見込まれると期待されている。 

 筆者の学生時代はインスタントコーヒーがあれば、それだけで満足だった。今はドリップコーヒーも質が高くなり、家庭でも十分美味しく飲めるようになった。 

 ささやかではあるが、家庭で珈琲を飲みながら団欒することが出来ることは、幸せである。

 珈琲文化が、日本の家庭に根付くきっかけとなると良い。