「温故創新」210513 N755 伊波喜一

家計簿の 消費支出が 続く中 巣ごもり生活 需要拡大     

 今週は天気が崩れがちである。東京では梅雨までまだ間があるが、湿度が高くなってきた。キュウリとゴーヤーの鉢植えをしているが、蟻やナメクジの発生に目を光らせよう。 

 総務省が発表した20年度の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は27万6167円になった。

 物価変動を除く実質で前年度比4.9%だった。減少率は過去2番目となった。直近の3月の支出は30万9800円で、6.2%増となった。増加は4ヵ月ぶりとなる。

 20年度支出項目は「外食」が30%減、「被服及び履物」が20%減、「交通費」は51%と半減した。「教養娯楽」も17%減となった。

 一方感染対策で「保健医療」は0.4%、「酒類」は15%、「光熱・水道」が4.6%増となった。

 外で飲まない代わりに、家飲みやオンライン飲み会など新しいスタイルの飲み会が生まれている。

 今後コロナが収束しても、適度な距離間と人数、回りと比べない・競わない生き方、成果主義より過程を楽しむことなど残り続けてゆくだろう。

 一日の中に昼と夜があるように、時代も昼が来れば夜も来る。その時代の特徴を捉えて、上手に生きてゆく。その知恵を磨きぬきたい。