「温故創新」200424 N416 伊波喜一

久方に 電話の向こう 懐かしき 笑い声あり 無事を確かめ  

花曇りの一日、郊外に車を走らせる。遠方には山々のシルエットが重なっている。途中、鉄橋を渡る。川の水量はあまりなさそうだ。橋を渡り脇道に入ると、畑が広がってくる。人の姿を目にしないがゴールデンウィークを控え、これから忙しくなるのかも知れない。 全国で休業・休学が続く中、テレワークやオンライン授業が始まっている。ただし、学生の住むアパートなどではWiFi環境が整ってないところもあり、その恩恵を得られないところがある。            また同時間に一斉使用するため、画像が見づらかったりと不具合も出てくる。在宅勤務や学習を進める上で、国は今後ネット環境の整備を本格化しなくてはならないだろう。        先進国の基準とは何だろう。GDPや軍事力でないことは分かる。1つ目は「(どのような争いや問題も)公平に解決する法的制度」が、整っていることである。2つ目は「(年齢・性別・居住地・趣味・職業・人種などに関わらず)社会的規範が適用される」ことである。敷衍すると、国が発するメッセージの先に国民一人ひとりの具体像が思い描かれているかどうか、ということである。 

オンラインの先に繋がる国民の顔を、政治は決して置き忘れてはならないだろう。