「温故創新」240928 N1519 伊波喜一

新時代 公明新た 出発を 石井と石破 連携必須      

 鉢植えで育てていたゴーヤーと長命草と蓬を、北側の畑に植えた。台風の影響で、雨が降り続いている。丈夫に育つことを祈っている。

 公明党の新党首に、石井啓一氏が就任した。代表を8期務めた山口那津男氏の後任として、15年ぶりに交代した。新幹事長には西田実仁氏、新政務調査会長には岡本三成氏と、中堅を抜擢している。

 石井党首は自民・公明両党の党首が同時に交代したことに触れ「内外の諸課題が山積する中、最優先の課題は政治への信頼回復である。引き続き連立政権の一翼を担い、不断の政治改革と国民本位の政策実現に総力を挙げる」と述べた。

 そうであろう。今回の自民党総裁選を総括して分かるように、政治資金や旧統一教会に一線を引いたものとはならなかった。

 国民本位の政策実現も、同様である。例えば2019年に実施された「幼児教育・保育の無償化」や2022年の「不妊治療の保険適用」などは、公明が強く主張した結果、与党で実現した法案である。 

 公明の支持団体である創価学会は、庶民の中から生まれ、庶民の感覚を忘れていない。それが与党化して、自民と連立を組む。当然、感覚の違いや政策への感度が違ってくる。

 その違いを認めた上で、国民のためにどこまで粘り強く擦り合わせられるか。それが、今後の試金石となろう。

 公明にとり厳しい船出となるが、断固やり抜いてもらいたい。