「温故創新」220711 N1076 伊波喜一

国政の 舵取り役を 決めるかな 自民圧勝 課題これから  

 朝から不快指数が高い。陽射しが強く湿度が高いので、熱中症には特に気をつけなくてはならない。

 第26回参議院選挙の結果が出た。安倍元総理の悲報も加わり、自民が改選単独過半数を占める大勝となった。維新は大阪、兵庫では強さを見せたが、京都・東京では議席を獲得できなかった。全国政党への足掛かりは、次回以降となろう。

 立憲民主は、全く振るわなかった。政策らしき政策がなく、物価高騰を政府の責任に転嫁するだけでは、政権を託そうと思わない。共産を始めとする野党も、与党批判が仇になった。

 公明は議席を1つ落としたものの、7小選挙区を全て勝ち取った。政権与党としてやるべき仕事をしてきたことが、一定の評価を受けている証左である。

 野党に回らなかった票は、れいわなど極小政党に流れた。庶民の信条として一極集中には組したくないが、さりとて批判政党にも票を投じたくない。その網の目を掬ったのが、彼等だったということになる。 

 今後、岸田政権はウクライナ問題や中国との関係維持など、世界を相手に国際競争力を発揮していかなくてはならない。自国の経済安定と同時に、世界の中での日本の立ち位置を確立していかなくてはならない。

 派閥抗争に明け暮れていては、世界から置いてゆかれるだろう。