100代の 岸田内閣 発足し 経済安全 保障進めん
秋晴れのはずが、なぜか入道雲のように雲が湧き起こっている。全く、日中の暑さには閉口する。陽にさらされて、顔も腕もヒリリとする。季節の変わり目には睡眠と栄養、日焼け対策が肝心のようだ。
閣僚20名のうち初入閣が13人と、若手抜擢を軸に刷新イメージを打ち出している。しかし、派閥の長に気を使いながらの国政運営は、神経を使うことが容易に見て取れる。
例えば、エネルギー政策一つとっても、原子力や化石燃料からの方向転換は容易でない。国策を打ち立てられず、反対ばかりしている野党との論戦も、根気のいることだ。
救いだったのは、与党公明の医療的知見に基づいた提言があり、国のコロナワクチン施策が格段に進んだことだ。
結果、外国の製薬会社と直接交渉してワクチンを購入し、国民に無償で2回接種している。ここまでの道筋を描き、粘り強く交渉し、これ以上の感染拡大を防いできたのは、菅前政権の大きな成果である。
今後、日常生活をどう取り戻し、文化・社会・経済活動を軌道に乗せていけるか、試練はこれからである。何度でも現場に足を運び、大衆の声に耳を傾け、方向性を指し示して進んでもらいたい。
これまで我慢を強いてきた国民の願いを無にせず、安定した国家建設に尽力する内閣であることを期待する。