「温故創新」240806 N1479 伊波喜一

残酷な 核の惨劇 地獄界 核なき世界へ 転換必死      

 夜明け前の雷雨に目が覚める。豪雨のせいで、湿度が以上に高い。  

 広島は6日、原爆投下から79年の「原爆の日」を迎えた。平和記念公園では午前8時から、「原爆死没者慰霊式・平和記念式」が営まれた。式典には、各国から参加者が訪れた。

 一方、ロシアのノズドレフ駐日大使は、広島、長崎両市が「原爆の日」の式典にロシアを招待しなかったことについて「偽善だ」と述べ、批判した。ノズドレフ氏は「日本の代表者らは米国の蛮行による犠牲者を追悼し、自らをアピールしようとしている」と主張し、両市の対応は「遺憾だ」とした。

 しかし、ロシアのプーチン大統領核兵器使用をちらつかせて、欧米のウクライナ支援に足枷をはめようとしている。この事実を大使は「憶測」と表明しているが、はたしてそうだろうか。力づくでウクライナを攻め、核兵器で威嚇しているのはロシアに他ならない。     今もその後遺症に苦しめられている全世界の遺族は、今年3月末時点で10万7000人弱にのぼる。今日までどれほどの苦しみに耐えてきたか、想像するだけで胸が痛む。

 核兵器保有国は、自身の国がその惨劇にあったらどれだけ悲惨な状況に陥るか想像してみるがよい。核兵器の拡大などもっての外である。