異国にて 娘の奮闘 手伝いて 丸100日の 思いで温む
快晴の下、小平より羽田空港第3ターミナルまで車で走る。高速は苦手なので、一般道をゆっくりと3時間かけて走った。
昨年11月18日に出国して以来、100日ぶりに上さんがコスタリカから帰国した。現地では出産後の赤子の世話から娘の世話まで、休む間もなく働き続けた。
帰国寸前に家族全員が体調を崩して、帰国を延ばしたりもした。飛行機の乗り換えも2度あったが、何とか無事に帰国できた。
現地では母乳やミルクの世話からお風呂、おむつの取り替えなど、娘は寝る間がない。しばらくすると、夜泣きも始まる。3カ月経つと、保育園も始まる。その持ち物の準備や行き帰りの練習などに、上さんは付き添った。
加えて、毎日の食事の準備もある。散歩する時間も惜しんで、いざという時のための料理をストックしたりしてきた。
その分、娘は随分と心強かったことと思う。初めての経験の上に、目の前の事をするのが精一杯である。先のことを見通せなくて、不安だったに違いない。上さんがいてくれて、細々とアドバイスしてくれたことは自信につながったようである。
上さんが帰国する時には、娘は気持ちの切り替えが出来ていた。いろんな事や感情が交差したと思うが、めそめそせずにいた。
少しずつ、ゆっくりではあるが成長している姿に、安堵した。