「温故創新」230201 N1170 伊波喜一

無自覚で 乾きに気づかぬ 大敵の 適度な補給 こまめに水を

 足の指に霜焼が出来ている。痛痒いというより、痛い!先だっての寒さで、血の流れが悪くなったようだ。

 人間の体は水分で出来ている。赤ちゃんはその80%、成人は60%、65歳以上になると50%になる。加齢になればなるほど、体内の水分は減っていく。

 だから、若い頃は喉が渇いても多少我慢が利くが、年をとるとそれが出来なくなる。そのことで、熱中症や肺炎になりやすくなる。

 一日に摂取する水分の目安は、1.5㍑と言われている。この量を飲むのは簡単ではない。特に冬場は喉が渇かないので、きつくなる。そういう時には運動して、汗をかくと良い。汗から流れ出た水分を補給するのは、難しくない。 

 また、朝起きがけと夜寝る前にはコップ1杯ずつの水を飲むようにしたい。これは脳梗塞を防ぐ。血液は寝ている間に水分が蒸発して、血液がドロドロ状態になる。深酒などすると、さらにその傾向が強まる。コップ1杯の水150ml.×2=300ml.を飲む習慣を身につけることで、それを防げる。

 ビタミンやプロテインなど健康に欠かせないものを、私達は気をつけて補給している。それと同様に、水分を取ることは健康そのものに直結する。健康は失ってからでは遅い。

 上手に水分を循環させることに、もっと注意を払うべきであろう。