「温故創新」230202 N1171 伊波喜一

持ち家か 賃貸をかを 決めあぐね 物価高騰 高値の花に

 昨晩からまた風が強い。今朝は北東から、風が吹いてくる。一昨日クリーナーをかけたところだが、これで家の中に埃が入り込んでくる。 

 金利が上がり始めている。待っていたかのように、住宅情報が持ち家特集を組んでいる。賃貸と持ち家には、プラスとマイナスの両面がある。確かに賃貸は、生涯にわたり家賃を払い続けなければならない。その上、手元には何も残らない。

 一方持ち家は、家賃を相殺しながら最後は財産が残る。だから、持ち家が良い。家を処分すれば、ある程度の財産にはなるからだ、と。

 だが家を維持するのはロングコストがかかる。屋根や外壁、ベランダのペンキ塗りや防水加工などを怠ると、水漏れや滲みの原因となる。

 だから、10年~15年の間に一度の割合で、メンテナンスをする必要が出てくる。空調や窓、障子などの建具類や畳、床の張り替えも、その必要が出てくる。

 さらに、古くなって住めなくなっても、放置するわけにはいかない。税金もかかれば、樹木剪定など維持管理にも一定額かかる。何よりも困るのは、自分達は自宅に思い入れがあっても、子ども達にはその思いがないことだ。交通の便が悪かったり駅から遠かったり、近くに銀行やスーパーが無かったりすれば、動産としての価値は低い。結果的に、負動産となってしまいかねない。

 持ち家を得ようとする場合には、この点をよく考えねばならない。