「温故創新」210625 N798 伊波喜一 

物言わぬ 忖度社会 日本の 出る杭打たれ 唇寒し              

 水が美味しい。お茶や紅茶とはちがう旨さである。夏ということもあり、330mlのペットボトルに入れて持ち運んでいる。水道の水が飲めるのは、ありがたい。 

 五輪開催をめぐって、議論がなされないまま突入という状況になっている。全国民へのワクチン接種が終わっていない段階だけに、本来なら開催の有無そのものが問われるべきである。

 だが、すでに決定事項として報道され、入場者数の上限まで云々されている。

 IOCは日本のプロ野球やJリーグの観戦スタイルを参考にし、無感染実施が出来るとの感触を得ているているらしい。 

 そもそも、変異株の脅威をそう簡単に考えて良いものかどうか。

 また、ワクチン接種が進んでいる国でも、今後の状況によってはどうなるか分からない。インド株の変異株で苦しんでいる英国がその典型である。各国の今後の対応を冷静に見極めないと、取り返しのつかないことになる。 

 この間、専門家会議の提言も含め、議論がどうなされ決定していったのか全く伝わってこない。森友事件で忖度が云々されたばかりだが、同じことがまたしても起こっている。

 確かに、議論で全ては決まらない。さりとて、議論を尽くさなければ真意は伝わらないのだ。