「温故創新」220125 N996伊波喜一

健康な 人に共通 楽観の 認知の向きを プラスに変えて         

 朝の通勤電車は、満員である。そんな中、英語の発音練習が聞こえてくる。5歳ぐらいの女の子に、父親が丁寧に教えている。

 教え方が上手なのだろう。少女はいかにも楽しそうに、発音している。見ていて、心が洗われるようだ。

  内閣府の調査によると、日常生活で不安を感じる人は77%にも及ぶ。この心の負の連鎖を断ち切るためには、どうしたら良いだろうか。 

 心に関わる対応にあたっては、個人差がある。ぎりぎりの局面に立たされた時に(まだまだ、大丈夫)と思う人もいれば、(もう、ダメだ)と思う人もいる。

 未来志向型の人は(まだ、ひと踏ん張り出来る)と捉えるが、過去執着型の人は(もう、万事休す)と捉えがちだ。

 ポジティブ心理学では、楽観性の高い人は将来に良い結果が得られるという信念を持っていると考えている。その特徴として、目標達成に向けて粘り強く挑戦し、簡単に諦めないことが分かっている。創業者にこの種の人が多いのは、決して偶然ではない。

 勝負は、最後までやってみないと分からない。そして一歩踏み出さなければ、結果は出ない。やる前から結果を恐れていては、出せる成果もしぼんでしまう。

 勇気を持って、一歩踏み出してみる。きっとそこから、新しい風が吹いてくると信じている。